伝統をリスペクトしたデザインや新たなカラーコーディネートも魅力

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伝統を受け継ぎ原点回帰へ

 日産「フェアレディZ」の次なる動きが、いよいよ見えてきました。日産の米国法人は2026年7月22日に「Z(日本名:フェアレディZ)」の2027年モデルを発表しました。

 米国では2026年夏から販売店への導入が予定されており、長く待たれてきた改良型Zが、ついに市場へ動き出します。

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 日本でも現行RZ34型のマイナーチェンジモデルが2026年夏に登場する予定となっており、同年7月27日にはティザー第3弾が公開されるなど、国内導入に向けた動きも活発になっています。

 海外仕様の発表まで進んだことを考えれば、日本仕様の発売もそう遠くないのかもしれません。

 まもなくの発売が期待されるマイナーチェンジモデルでは、歴代モデルを思わせるデザインを取り入れながら、現代のZとしての魅力が磨き上げられた点が特徴となっています。再び注目を集めるフェアレディZは、どのような姿で私たちの前に現れるのでしょうか。

 フェアレディZの歴史を振り返ると、そのルーツは1969年に登場した初代S30型までさかのぼります。

 ロングノーズ・ショートデッキの端正なスタイリングと高い運動性能を備えた初代は、日本だけでなく北米でも人気を獲得しました。

 その後も1978年にS130型、1983年にZ31型、1989年にZ32型、2002年にZ33型、2008年にZ34型へと世代を重ね、2022年には現行モデルとなるRZ34型が登場しています。

 今回のマイナーチェンジで注目されるのが、フロントフェイスの変更です。従来の大型グリルを見直し、ボディ同色のセンターバーを取り入れることで、初代S30型や280Zを連想させる表情に仕上げられます。

 フロントノーズの中央には「Z」エンブレムも配置され、歴代モデルから受け継いだアイデンティティをより分かりやすく表現。見た目だけでなく空力性能や高速走行時の安定性にもつながるとされています。

 ボディカラーにも新たな選択肢が加わります。新色として設定される「雲龍グリーン」は、初代フェアレディZで支持されたグリーン系カラーを意識したものです。

 単なる新色ではなく、Zの歴史を現在のモデルに結び付けるヘリテージカラーとして、往年のファンにも響く存在になりそうです。

 室内については、タンカラー仕様を新たに設定。スポーツカーらしい機能的なコクピットに落ち着いた色調を組み合わせることで、走りを楽しむだけでなく、長距離移動でも快適に過ごせるグランドツアラーとしての性格も強まりそうです。

 走行性能の面では、従来と同じ3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力405PSを維持します。

 一方で、サスペンションやダンパーには改良が施され、ワインディングでの応答性と高速道路での安定感をさらに高める方向です。ブレーキ性能にも手が加えられ、スポーツドライビングでの安心感にも配慮されています。

 くわえて、もう一つ大きな注目を集めているのが「フェアレディZ NISMO」です。現行NISMOは9速AT専用ですが、通常モデルのマイナーチェンジに合わせて6速MTの追加が話題となっています。

 MTならではの操作感を求めるユーザーにとっては、まさに待望の選択肢といえるでしょう。

 電動化が進む現在、FRレイアウトに3リッターV型6気筒ツインターボを組み合わせる2人乗りの国産スポーツカーは、決して多くありません。

 だからこそフェアレディZは、単なる新型車ではなく、長年にわたる日本のスポーツカー文化を現在へつなぐ存在でもあります。

 57年の歴史を持つZが、初代への敬意をデザインに込めながら、現代の技術で走りを磨く今回のマイナーチェンジ。2026年夏の登場を前に、公開が続く情報から目が離せない一台です。