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新たな限定生産車シリーズの第1弾

マクラーレンは、米国カリフォルニア州で開幕したモントレー・カー・ウィークにおいて、新型のコンセプトカー『McL 6GT』を発表した。同社初のロードカーへのオマージュであり、また『F1』以来初のマニュアル・トランスミッション搭載車となる。

【画像】創業者ブルース・マクラーレン氏に捧げるオマージュ【マクラーレンMcL 6GTと往年のM6GTを詳しく見る】 全48枚

現時点では、McL 6GTは市販版に近いコンセプトカーとされている。同社創業者ブルース・マクラーレン氏が手掛けた唯一のロードカーである『M6GT』の精神的後継車として、2028年に発売される予定だ。


マクラーレンMcL 6GT    マクラーレン

マクラーレンのコアラインナップとは一線を画し、『スピードテール』や『W1』のような極限の性能を追求する「アルティメットシリーズ」モデルとも異なるコンセプトを持つ、限定生産モデルの新シリーズの第1弾となる。

「マクラーレンに息づく型破りな精神が、個性で人々を魅了する未来志向のマクラーレン車づくりへとどのように活かされるかを示す、紛れもないメッセージ」であると同社は述べている。

さりげなくスピーディ・キウイも強調

McL 6GTは、1960年代にインスピレーションを得て、現行モデルとはまったく異なるデザインアプローチを採用した軽量カーボンボディのスーパーカーだ。V8エンジン、6速マニュアル・トランスミッション、後輪駆動の組み合わせで、マクラーレンにとっては30年以上ぶりのマニュアル車である。

シルエットは、マクラーレンの名を世界のモータースポーツ界に轟かせ、初代M6GTの基礎となったCan-Amレーサー『M6A』を彷彿とさせる。


マクラーレンMcL 6GT    マクラーレン

同社によると、滑らかで空気抵抗の少ないボディ表面と、特徴的なカムテールは先代モデルから大きく影響を受けているという。また、エンジンルームに刻まれたブルース・マクラーレン氏のサインや、燃料キャップにエッチングされた「スピーディ・キウイ」のロゴなど、創業者へのさりげないオマージュも随所に見られる。

技術的な詳細についてはまだ明らかにされていないが、McL 6GTは、少なくとも部分的には現行モデルの『750S』をベースにしていると考えられる。

750Sは車重1400kg未満で、0-100km/h加速2.8秒、最高速度332km/hを誇る。しかし、マクラーレンによれば、McL 6GTはパフォーマンスを追求するのではなく、「触覚的で、アナログ的であり、深く機械的な、一体感あるドライビングを称えること」を目指したという。

クルマとドライバーが一体になる

さらにマクラーレンは、「シフト、スロットル、ステアリングの操作のひとつひとつが有意義で身体的な感覚をもたらし、満足感に満ちたものとなるよう設計されており、ドライバーとマシンを結びつける」と述べている。

このアプローチはマニュアル・トランスミッションの採用だけでなく、「触覚的な」スイッチ類、目に見えるディテールの仕上げ、そしてマクラーレンらしい油圧式ステアリングにも表れているという。


マクラーレンMcL 6GT    マクラーレン

限定生産モデルではあるが、McL 6GTは、同社が昨年春に英国のスタートアップ企業フォーセブンと合併し、ラインナップの大幅な刷新と拡大を約束して以来、初めて発表された新しいモデルラインだ。

このようなコレクター向けのシリーズは、ラインナップ刷新において重要な役割を果たすことになるだろう。しかし、スポーツカー、SUV、さらにはセダンも含まれると見られる将来の量産車については、同社はまだ具体的な情報を明らかにしていない。

今後数か月のうちに、さらなる詳細が明らかになる見込みだ。