彫師のしげち氏が自身のYouTubeチャンネルで「ロックンローラーを名乗る激ヤバ刺青タトゥー客を星にしてやりました」を公開した。タトゥー店を20年以上営む同氏が、「記憶に残るアホなバカな嫌だったクソ客」として、かつて来店した風変わりな客とのエピソードを振り返っている。

動画の冒頭でしげち氏は、タトゥー店の客層について「基本的には最低最悪」と前置きし、ある30代の男性客について語り始めた。電話の段階から喋り方が「イキっていた」というその客は、打ち合わせに訪れるとソファにドカッと座り、肘掛けに足を乗せるなど横柄な態度をとっていたという。客は「ロックっぽいのが彫りたい」と要望したが、矢沢永吉のような風貌にもかかわらず、好きなバンドとして「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」や「オアシス」を挙げた。これに対し指を指されたしげち氏は「無言矢沢ビンゴ」と心の中でツッコミを入れつつも、話を合わせたことを明かした。

その後、具体的なデザインを決めるため客に紙とペンを渡したところ、客が描いたのは「小学生が書いたみたいな神龍」だった。ロック要素が全くない上に絵心もないデザインに対し、しげち氏が「僕書き直します」と提案するも、客は「こんな下手に彫れないから嫌だ」と自身が描いた龍をそのまま彫ることを強硬に主張。平行線の押し問答が続いた結果、しげち氏は一旦客を帰らせ、他の上手な龍の画像と見比べてから再検討するよう促したという。

後日、再び来店した客が「彫りたいの決まった」と持参したのは、前回こだわっていた龍ではなく驚きのデザインだった…
しげち氏は「あいつにとってのロックンロールは果たして何だったんでしょうか」と呆れ顔で動画を締めくくった。

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