試合後の会見でベルトを肩にかける田口隆祐

写真拡大

 「プロレス・DDT」(11日、両国国技館)

 DDTユニバーサル選手権試合が行われ、田口隆祐(47)=新日本プロレス=が3度目の防衛を狙う王者・須見和馬(23)を18分2秒、どどんからのエビ固めで破り、第22代新王者に就いた。

 田口ワールドを全開させた。腰をくねらせ、コーナーポストに立つ相手に拍手を送るコミカルな動きを見せれば、説得力のあるヒップアタックと厳しい関節技ですごみを見せた。相手の俊敏な動きに苦しみながらも、どどん連発で決着を付けた。次期挑戦者に現れた“カリスマ”佐々木大輔には、“黒のカリスマ”蝶野正洋の口調で要求を受諾した。

 佐々木から「何真剣にやってるんだよ。真剣にやるのなら次の相手は俺だ」と要求された。田口は「オイッ、カリスマだとッ。ガタガタ言ってるんじゃない、俺だけ見てればいいんだよ。俺の中に眠っているカリスマを呼び起こしてやる、ガッデムッ!」と応答。DDTの8・30後楽園ホール大会での選手権が決定的となった。

 試合前にはホープ須見の踏み台になることもいとわない姿勢を口にしていた田口。バックステージでは「須見選手のステップアップのためとしては、最低の結果を出してしまいましたが、この試合を経験したことで、須見選手が一つステップアップしてもらえたらいいかなと。そういう意味ではステップとして役目は果たしたかなと思いますが、私の方がいろいろと教えてもらいました。成長させてもらいました」と神妙に語った。

 新日本のIWGPジュニア以来、約11年半ぶりのシングルベルト。佐々木の挑戦直訴を“黒のカリスマ”で切り返した点を自画自賛しつつ「一つ言い忘れたんですけど、『ホップステップジャンプ』の前に『ヒップ』が入って『ヒップホップステップジャンプ』になるのを、ちゃんと伝えておけばよかったですね」と、まんざらでもない表情で語っていた。