◆盛り合わせも賞味期限直前の食材を使用

 食べ放題店に限らず、居酒屋でもよく見かける刺身や串焼きの「オススメ⚪︎種盛」。複数の味を一度に楽しめるだけに、好んで注文する人も多いだろうが、村田さんは、このようなメニューもあまり頼みたくないという。

「食べ放題店以外の焼肉屋でもバイトしていましたが、『日替わりホルモン3種盛』というメニューは、賞味期限が近いホルモンを順番に使用していました。そういう裏を見てきたので、他の店に行ったときも盛り合わせメニューはあまり注文しません。ただ、もちろん賞味期限が切れているわけではないので気にしなくていいんですけど……。私が働いていた店の場合、日替わりの盛り合わせは『古くなったけどギリギリ提供できる食材』を使用していたので、なんとなく頼みにくくなってしまいましたね」

◆従業員ならではの拒否反応も

 さらに、激安食べ放題店の従業員として働いていたがゆえに食べられなくなったモノもあるという。

「これは味とか品質うんぬんではないのですが、『豚タン』も食べなくなりました。私が働いていたお店の豚タンは、ネバネバして糸を引いていることがあったんですよ。お客さんにもよく聞かれたのですが、これは品質的には問題ないらしいので、そのように伝えていました。ただ、厨房では大きな容器の中にネバネバしている大量の豚タンが入っているので、見た目的にちょっと気持ち悪くて……。それを見て以来、別の焼肉店に食べに行っても頼めなくなりましたね」

 今のご時世、外食する機会が減ったという人も多いだろう。たまの贅沢、少しでも良質なモノをたくさん食べたいと思うのは当然のこと。だが今回、村田さんが挙げたことは、お店からすると食品ロスを減らすための企業努力であるともいえるモノもあった。時には食品ロスの手助けと考えて、敢えて積極的に注文してみてはいかがだろうか。

取材・文/サ行桜井

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◆■「焼肉外食に使うお金」全国ランキング2位以下は?

さて、冒頭で触れた「焼肉外食に使うお金」全国ランキング、気になっていた方も多いのではないでしょうか。答え合わせをしていきましょう。

総務省の家計調査(2023~2025年平均)では、二人以上世帯の焼肉外食)への年間支出を都市別(※)に発表しています。都市別のデータですが、今回は県を代表しての順位として解釈しました。1位の高知県(高知市19,541円)に続き、2位は大分県(大分市13,960円)、3位 大阪府(堺市13,132円)でした。