最悪な経験をしてしまった狩野さんだが、そんなピンチを救ってくれたのは、思いがけない人物だった。

「被害にあって何分かたった頃、隣に40代くらいの女性が人を掻き分けて来てくれ『大丈夫?』と声をかけてくれたんです。わたしは、痴漢にあっていることを説明すると、胸を揉んでいた腕を掴んでくれた。すると、後ろからタトゥーだらけの男性が来て、一緒に痴漢犯を取り押さえてくれたんです。その2人はご夫婦で、後ろから見ていて様子がおかしいわたしに気づいていたそうです。しかも、撃退してくれただけでなく、犯人を運営に連行するところまで付き合ってくれた。タトゥーだらけでイカツイご夫婦でしたが、すごくやさしくて人を見た目で判断してはいけないと痛感しました」

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当然ながら痴漢は重大な犯罪であり、絶対に許される行為ではない。女性が安心してフェスを楽しめるように、運営がもっと努力して、周りにいる男性客も力をあわせて撲滅することが重要となる。

<TEXT/高橋マナブ>

【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている