天津の街中に溶け込むレスリング場 各地の愛好家集う

【新華社天津8月9日】中国式レスリングは、北方地区で「撂跤(リアオジアオ)」とも呼ばれる。対戦相手の膝や背中など両足以外の部位を地面に着ければ勝ちとなる。
天津市紅橋区の小西関地区は古くから武術が盛んで、かつては北方の水陸交通の要衝として多くの労働者が集まり、レスリングや拳法、刀術などの民間武芸が広まった。

2003年、この地にアマチュアレスリングのサークル「天津津友跤社」が設立された。3本の大きな木の下に作られた露天のレスリング場は「三棵樹レスリング場」と呼ばれるようになり、天津のレスリング愛好家が技を磨く場として親しまれてきた。25年には砂のレスリング場がウレタン舗装されたほか、階段状の観客席も設けられ、小規模公園として一般開放された。
夏や秋の日曜午前、決して広くないレスリング場はにぎわいを見せる。年齢や性別、出身地を問わず、地元住民や各地のレスリング愛好家、評判を聞きつけて来た観光客がここに集う。北京市や河北省、山東省などから、わざわざ交流に訪れる愛好家も少なくない。マットの上では技を競い合う人たちの一挙手一投足に伝統が息づき、街中には国が進める「全民健身計画」(国民健康づくり運動)の熱気があふれている。
















