茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「ネットでバズる意見は、たいていdefaultで間違っている」を公開した。世の中で注目を集める極端な意見の危うさを指摘し、物事における「中庸」と「パラメータ調整」の重要性について語っている。

動画内で茂木氏は、現在の世の中の議論が変数を「0にするか1にするか」という極端な二元論に陥りがちであると指摘した。例えば、移民や外国人労働者の受け入れ問題において、完全に排除するか、全面的な移民国家にするかという極端な声が上がっていることに触れ、「真の正解は当然その間にある」と主張した。

労働力不足に悩む地方企業の現状を例に挙げ、「現場が回らない」という切実な声がある以上、一定数の外国人受け入れは避けられないと説明。だからこそ、全面的な開放ではなく「どういう方がどういう形で入ってくるか」という解像度の高い制度設計が必要であると語った。また、消費税の議論についても税率0か引き上げかといった極端な意見に偏りがちだが、これも現実的なパラメータ調整が求められるとした。

さらに茂木氏は、血圧や脈拍、食事量、ワークライフバランスなどを引き合いに出し、物事にはすべて「ちょうどいい塩梅」があると強調。しかし、インターネット上では目立とうとする人ほど「0か1かの極端なことを言ってウケている」と分析し、「ネットでバズる意見は、バイデフォルトで間違っている」と力強く断じた。

最後に茂木氏は、感情を煽らない中庸な意見はネット上で注目されにくいものの、「そこに答えがあることはみんな実は知っている」と語った。ネット上の極端な意見に惑わされることなく、現実的で細やかな議論を重ねることの大切さを訴えかける内容となっている。

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