2024年9月に、世界各地で先進的なマルチクラブ・オーナーシップを展開し、明確なフットボール哲学を持つレッドブルをオーナーに迎えたRB大宮アルディージャ。そこで新たなプロジェクトに挑む理由と、クラブで描くビジョンは――。

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 日本へ、そしてレッドブル・グループへ来た理由として、まずレッドブル・サッカーの一員になることが自分にとって大きな機会だったという点が挙げられる。グループが持つ専門知識から学び、クラブとともに成長していく未来に強い魅力を感じたからだ。実際、プレミアリーグのクラブのアシスタントコーチやスペインでの監督就任の打診もあったけど、それらを断ってここへ来ようと決意した。
 
 もう一つの理由は、新しい国である日本を知りたかったからだ。日本人のハードワークや規律の正しさを含め、日本のサッカーには非常に高いポテンシャルがあると感じている。新しい文化や社会に触れることで、人としても指導者としても成長したいと考えた。

 日本サッカーやJリーグには強い衝撃を受けた。技術の質が極めて高く、指導者が与える戦術的な情報や指示に対して、選手たちが非常に高い規律を持って取り組んでくれる。J2の試合もいくつか観ましたが、想定していた以上にレベルが高く、非常に良いチームが多い。日本のサッカーのレベル、指導力、そして選手の質の高さを物語っていると感じる。

 大宮では非常にエネルギッシュなチームを作りたいと考えている。攻撃では常にチャンスを創造して素早く攻め立て、守備でもハイプレスを軸にアグレッシブにボールを奪いに行くスタイルだ。リスクを恐れず、ファンを魅了する情熱的なフットボールを展開したい。

 J2には素晴らしいクラブや選手が揃っており、決して容易なリーグではない。今年は我々のプロジェクトの新たなスタートだ。まずはチームのアイデンティティとプレースタイルを植え付け、基盤を構築していく。時間をかけてチームを成長させていきたい。

※後編に続く。次回は8月9日に公開予定です。

取材・構成●保坂悠輝(サッカーダイジェストWeb編集部)

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