[8.7 J1第1節 横浜FM 3-4 鹿島 MUFG国立]

 さっそくの古巣対決で貫禄のマッチアップを見せたが、求めた結果には届かなかった。横浜F・マリノスに今季加入したMF知念慶は昨季まで所属した鹿島とのJ1開幕節後、「勝てたゲームを落としてしまった。勝ち点1すら持って来られなかったことを重く受け止めないといけない」と厳しく語った。

 満員の国立開幕戦でいきなり実現した古巣との再会。深紅からトリコロールに装いを新たにした背番号14は自身の強みをいかんなく発揮し、広大なスペースを埋める運動量と持ち前のデュエルで中盤を圧倒していた。

 前半7分には「あそこは強く行こうと思っていた」という盟友のFW鈴木優磨からボールを奪うと、これが起点となってFW三井寺眞が先制点を奪取。その後も相手にボールを握られる時間が長いなか、ずば抜けた存在感で王者と渡り合っていた。

 ところが最後はチーム全体のスタミナ切れに泣いた。後半13分に3-1と突き放した横浜FMだったが、その後はピッチ上で足がつる選手が続発。交代枠も使い切っていたため押し返すこともできず、耐える展開の中でアディショナルタイムの逆転2ゴールに沈んだ。

 試合後、知念は「監督は失点ゼロというのを強く言って準備してきたけど、4失点してしまって自分にも責任がある。もっとチームをまとめないといけなかった。そこは甘さが出た。自分自身もっと90分タフに戦わないといけなかった」と反省。夏場の難しい戦いにも「鹿島の選手はタフに戦っていたし、シンプルに自分たちが弱かったというだけ」と言い訳を避け、奮起への思いをにじませた。

(取材・文 竹内達也)