[8.7 J1第1節 横浜FM 3-4 鹿島 MUFG国立]

 J1リーグ連覇を狙う鹿島アントラーズは7日、J1開幕節で横浜F・マリノスと対戦し、4-3で勝利した。後半に一時は1-3のビハインドに追い込まれたが、そこから猛反撃を見せ、後半アディショナルタイム9分からの2ゴールで大逆転。Jリーグ史上最多6万3960人が集まった一戦でド派手に強さをアピールした。

 試合後、FW鈴木優磨は「勝つことが大事。勝てたのが良かったと思う」と手応えをアピール。前半7分の先制被弾は昨季までチームメートだったMF知念慶に自らがボールを奪われたのが起点になっていた中、「自分が取られての失点で、相手も知念くんで腹が立ったけど、チームとして勝てたのが良かった」と結果を前向きに受け止めた。

 鈴木によると、前半から続けていた立ち位置の修正が終盤の攻勢でも実ったという。キックオフ時は左サイドハーフで先発した鈴木だったが、失点後にFW吉田湊海とポジションを入れ替え、トップ下に変更。ピッチの中央エリアに立つことで、FWヤン・マテウス、MFマテウス・ブエノ、DF広瀬陸斗の新加入3人が並んだ布陣を整えようと苦心していた。

「相手のかゆいところにポジションを取ってあげたらヤンも(やりやすい)。ヤンに1対1をさせたらほぼほぼ勝てるので、そこをサポートしながら、ヤンが2人を引きつけたら自分がランニングしたり、相手のかゆいところにいてあげられたらと思っていた。そこは修正ができたと思う」

 その後もなかなか得点にはつながらず、後半13分には1-3とリードを広げられたが、焦りはなかった。

「行けると思っていた。相手は何人もつっていたし、走れてなかったんで」(鈴木)。前半に立ち位置を修正していた効果もあったようで、終盤に攻撃的な選手交代が相次いでもポジションバランスを失うことはなく、「(1-3から)2-3にしちゃえばいける」というイメージで攻め立てた。

 その結果、最後は相手の消耗が大きい中、攻め手を緩めずに一気に逆転。鈴木は「内容は内々で解決していけるのが大事」と課題には向き合いつつも、「開幕戦としてみんなが見ていた中で鹿島は底力があるというのを示せたと思うのでそれは良かった」と胸を張った。

(取材・文 竹内達也)