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 玩具工業デザイナーで、元バンダイ専務の村上克司(むらかみ・かつし)さんが、7月20日に死去したことが分かった。83歳。BANDAI SPIRITSの「魂ネイションズ」公式Xが6日に伝えた。

 「魂ネイションズ」公式は、「玩具史に残された数々のご功績に敬意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします」とその功績を称えた。

 村上さんは1942年、岐阜県生まれ。バンダイで数々のヒーローや巨大ロボットのデザインを手掛け、玩具業界に大きな影響を与えた人物として知られる。

 特に1970年代以降のロボット玩具文化を支えた功績は大きく、「超合金マジンガーZ」や「ポピニカ」など、キャラクター玩具の新たな市場を切り開いた。

 「超合金の魂」「ロボ玩具界の巨星」「村上天皇」とも称され、玩具開発の第一人者として多くのファンから敬愛された。

 手掛けた作品は幅広く「宇宙刑事ギャバン」に始まる宇宙刑事シリーズやメタルヒーローシリーズや「ウルトラマン80」のウルトラメカ、変形・合体を特徴とするアニメロボット玩具など数多くのデザインに携わった。

 このほか、「ゴールドライタン」「マシンロボ」「タマゴラス」「TOKIMA」などの商品開発にも関わり、1984年に村上さんが開発・デザインした「タマゴラス」はグッドデザイン賞を受賞した。

 村上さんのデザインは、その後のキャラクター玩具業界に大きな影響を与えた。昭和から令和へ続く日本の玩具文化を支えた巨匠の逝去に、関係者やファンから惜しむ声が上がっている。