ペルー大統領にケイコ・フジモリ氏就任、「次世代のことを考えよう」と訴え…異常気象対策などに力
【リマ=南部さやか】南米ペルーで28日、日系3世の中道右派ケイコ・フジモリ氏(51)が大統領に就任した。
首都リマでの就任演説で、異常気象と治安改善に関する緊急対策に取り組むと表明した。
フジモリ氏は、2年前に死去したアルベルト・フジモリ元大統領の長女で、親子2代の大統領となる。
任期は5年で、演説では「私たちが引き継いだ国家の状況は極めて深刻だ」と述べた。ペルー沖では海面水温が平年より高い状態が続く「エルニーニョ現象」が発生しており、豪雨や熱波に備えたインフラ整備に力を入れると強調。横行する組織犯罪や麻薬の密売に対しては、「軍が警察と連携し、治安作戦を主導する」と述べた。
6月に行われた大統領選の決選投票で落選した左派候補は敗北を認めていない。フジモリ氏は全国民に対し、「次の選挙ではなく、次世代のことを考えよう」と訴えた。
