画廊と美術館での学芸員経験をもち、現在は美術エッセイストとして活躍中の小笠原洋子さん(76歳)。高齢者向けの3DK団地でひとり暮らしをしながら、月4万円の年金で生活しています。今回は、突然の入院など、これまでの経験でアップデートした「バッグの中身」について語ります。

​近所の外出は「ポシェット」に必要最低限のアイテムを

私は在宅日が多い年金生活者ですが、TPOに合わせてバッグを替えます。よく使うのは、近所での買い物用バッグです。

【実際の写真】76歳の節約家、財布代わりに使っているもの

足をケガしてから、杖が道連れになりましたので、片手は自由になるリュックとポシェットを愛用しています。ポシェットは出し入れがラクな横長タイプで、中身は財布と携帯電話、ハンカチにティッシュ、ボールペンに手帳です。

「安心感」と「重さ」のバランスを調整したバッグの中身

心配性な性格ゆえ、以前はたくさんのものを持ち歩いていました。ところが、突然のケガによる入院を経験し、その後は負担なく持ち運びできる重さになるよう「バッグの中身」も見直すことにしました。 

その内訳は、先ほど紹介したポシェットに加え、リュックに傘、ウェットティッシュ、手鏡、常備薬、ばんそうこう、裁縫セット、いり大豆に黒糖アメなどのお菓子、スカーフに極薄のシャツ、レインハットにホカロン、携帯トイレも入れて持ち歩いています。遠出をするときは、スマートフォンの充電器と薬手帳などが入ったポーチも追加します。

これら大量のグッズは、人さまから大袈裟と思われても、足運びが危ういうえ、昨今の気象状況や地震対策など考えると、私は手放す気になれません。

財布代わりに「メッシュポーチ」を愛用

バッグの中身は、取り出しやすさや中身がわかりやすいことを重視しています。それは財布にも言えることで、私は普段使いと外出用財布を使い分け、ある程度体裁を繕(つくろ)ったお出かけ用以外は、中身の見えるメッシュポーチを使っています。現金もカード類も取り出しやすい“マイ財布”です。

バッグは用途のある小物であると同時に、服飾品の一部なので、機能性(=内容)とおしゃれ度(=センス)の両面が問われる、自己表現のアイテムかもしれません。