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大分県別府市で、産後1年未満の母子を対象とした宿泊型産後ケアサービス「ZUTTO」が注目を集めています。市が令和5年度から始めた事業で、温泉地の宿泊施設と手厚い産後ケアを組み合わせた最大2万円の助成制度は、全国的にも珍しい取り組みです。

【写真を見る】実質0円から高級リゾートも…温泉&夜間預かり可能な「宿泊型産後ケア」最大2万円助成にママ感涙

「ご褒美」に合わせた幅広い選択肢

このサービスは、別府市在住で産後1年未満の母親とその乳児を対象としています。市と提携する旅館やホテルに宿泊しながら、助産師による手厚いサポートや育児相談を受けられる仕組みです。

1泊につき最大2万円の宿泊費助成が出るため、実質自己負担ゼロ(0円)で利用できるホテルから、自分へのご褒美として利用したい高級リゾートまで、ママの予算や気分に応じた幅広い選択肢が用意されているのが大きな特徴です。

ホテルにチェックインしたあとは、まず健康チェックを実施。その後、助産師が一対一で悩み事を聴き、アドバイスを送ります。

さらにサービス内では、赤ちゃんに授乳しやすくするための乳房マッサージも無料で行っています。

「認められた気持ちに」ママも大満足

また、事前の予約を行えば夜間の赤ちゃん預かりも可能で、母親はリラックスした時間を過ごすことができます。

(利用者・麻生芽来美さん)「すごく感動しています。ずっと預かってもらえて、マッサージもしてもらえて。日々誰からも認めてもらえない『やって当たり前』の育児を『すごい頑張ってるよ』と認められたような気持ちになり、楽になりました」

担当する助産師は、この取り組みをより多くの人に知ってもらいたいと期待を寄せています。

(アローフィールド・矢野妙子代表)「『私なんか休んで良いのかな』『自分を犠牲にして子育てに頑張らないといけない』と思っているお母さんが、やっぱり少なくはないなと肌で感じています。だからこそ、安心感を伝えていけたらいいなと考えています」

さらなる利用率向上へ

別府市の年間出生数(約600人)の約半数にあたる「年間300組」の利用を目標に掲げていますが、昨年度の参加は半数程度の154組にとどまり、認知度の向上が課題となっています。

今年度も3200万円余りの予算を計上する別府市は、さらなる利用率の増加に力を入れたい考えです。

(子ども家庭課母子保健係・本田純子さん)「赤ちゃんを産み育てるすべての産婦さんに、ゆくゆくは活用していただきたいと思っております」

事業の実施期間は2026年6月から2027年2月までとなっており、宿泊月ごとに順次、公式ホームページで申し込みを受け付けています。