イングランド対フランスの3決はタガが外れたような打ち合いとなった。(C)Getty Images

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 現地7月18日に開催された北中米ワールドカップの3位決定戦で、イングランド代表とフランス代表がマイアミ・スタジアムで対戦。前者が6−4で、史上稀に見る打ち合いを制した。

 計10ゴールが生まれるスリリングな一戦は、世界中のファンを熱狂させた一方で、3位決定戦の存在意義を疑問視する声は少なくない。日本代表のレジェンドで、ご意見番的な立場にある本田圭佑もXで「W杯の3位決定戦はなくした方がいいかもね」と綴った。

 3位は2900万ドル(約47億円)、4位は2700万ドル(約43億8000万円)で賞金が違う。また、得点王争いを盛り上がるためにも必要なのかもしれないが、すでに優勝の可能性が絶たれ、敗退した身であることから、選手たちがモチベーションを見出しづらい点は、特に懸念すべき点だ。
 
 海外でも不要論が広がっている。英紙『Daily Mail』によれば、元イングランド代表FWでプレミアリーグ最多得点記録を持つアラン・シアラー氏は、今回のフランス戦を前に「ワールドカップの3位決定戦なんてバカげている」と言い放っていたという。

FIFAは選手の福祉を大々的に謳っているくせに、すでに大会から脱落し、優勝できない選手たちを、マイアミまで移動させて、37度、38度という猛暑の中で3位決定戦を戦わせようとしている。全くのナンセンスだ。選手たちは、すでに帰国して休暇に入っているか、そうでなければ帰路に就いているべきであり、金儲けのためだけに設けられた無意味な試合のために、さらに3、4日も足止めされるべきではない。

 世界3位になるチャンスだと言う人もいる。いや、はっきり言おう。今、選手たちが望んでいるのは、休暇に入ってこの大会から離れることだけだ。彼らは敗退したのだ。20年後に振り返って、『3位や4位になったことを誇りに思う』などと言うことはないだろう。これはフランスにとってもイングランドにとってもナンセンスだ。残念ながら、この試合が何のために行われているかは誰もが知っている。廃止されるべきだ」

 欧州の覇権を争うEUROでは、テレビ視聴率や観客動員の低さもあり、1984年以降は3位決定戦が行われていない。W杯でも廃止する時が来るのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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