YouTubeチャンネル「トマトはアニメを語りたい」が、「【みんな知ってる?】追放系の「サイモン枠」とは何なのか」と題した動画を公開した。

異世界ファンタジーの追放系作品における「悪役勇者」キャラの呼び方として広まりつつある「サイモン枠」というネットミームについて、その誕生の経緯を解説している。

動画内でトマトは、「サイモン枠」の元ネタが、2025年にアニメ化された『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(通称エパリダ)に登場するサイモン・バークリーであることを紹介。

似たような悪役勇者キャラが数多く存在する中、なぜサイモンが代名詞にまで成り上がったのかについて、大きく分けて2つの理由があると独自の視点を展開した。

1つ目の理由は「圧倒的なクズと奇跡の一致」である。サイモンは「弁明の余地がないほどの清々しいほどのクズっぷり」を見せ、最初から最後まで徹底して悪辣な振る舞いを繰り返す。
さらに、2026年冬アニメ『勇者パーティを追い出された器用貧乏』に登場する悪役勇者オリヴァーを、サイモンと同じ声優の中島ヨシキが演じているという奇跡の一致が発生。
オリヴァーが喋った瞬間に視聴者の脳内でサイモンが召喚されたことが、「サイモン枠」という言葉に至った最大の一手だと語った。

2つ目の理由は「最後の花火」である。エパリダは連続2クールの作品であり、1クール目で凄惨な最期を遂げたと思われたサイモンに、まさかの2クール目後半で再び出番が用意されていた。
トマトはこれを「まるで線香花火が燃え尽きる直前の最後の輝きのような一働き」と表現し、「エパリダといえばサイモンの物語」という印象を視聴者に強く植え付けたと分析している。

最後にトマトは、徹底してクズを貫いた結果、ネタキャラとして視聴者から愛あるいじりを受けたことで「サイモン枠」という表現が定着しつつあると結論付けた。
一つのキャラクターがいかにしてジャンルの代名詞へと発展していくのか、ネットカルチャーの面白さを感じさせる解説となっている。

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