4年後を見据えない鎌田大地…パレス残留希望、意識する1シーズン毎の歩み「そこにつながると思う」
次のワールドカップを見据えず、一歩ずつ進むことを強調した。日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス)は2度目のワールドカップを終え、所属クラブでの日常から再び自らを高めていく考えを示した。7年にわたって関係を築いてきた森保一監督への思いも口にし、「代表活動が本当に特別だということを彼から学ぶことも多かった」と語った。
鎌田はグループリーグ初戦・オランダ戦、第2節・チュニジア戦で2試合連続ゴールを記録。決勝トーナメント初戦・ブラジル戦でも先発したが、負傷により途中交代を余儀なくされた。チームは1-2で敗れ、悲願の決勝トーナメント初戦突破はならなかった。
2度目のW杯を終え、4年後への思いを問われた29歳は、すぐに次のW杯だけを見据えることはしなかった。
「4年後は本当にいい年になるし、実際4年はすごく長い。1年でサッカーの世界なんていろいろ変わるので、4年後を意識しながらやるというよりも、1年1年結果を出しながら、自分がちゃんとしたレベルでやっていけば、そこにつながると思う」
その言葉には、長く代表で戦ってきた先輩への敬意もにじんだ。「(長友)佑都くんがあれだけ情熱を持ってやれていることが本当にすごい」。5大会連続出場を果たしたDF長友佑都の姿を見て、4年間を走り続ける難しさも改めて感じたという。
「4年前のカタールの時なんて、全然ヨーロッパに出ていない選手がいたり、J2でやっている選手もいた。4年間というのは本当に短いようで長い」。だからこそ、鎌田は「本当に1年1年集中して、できるだけ個人としてレベルアップできるようにやっていきたい」と足元を見つめた。
その第一歩となるのが、クラブでの去就だ。2024年夏に加入したクリスタル・パレスでは、24-25シーズンにFAカップ、25-26シーズンにUEFAカンファレンスリーグ(ECL)と2シーズン連続でタイトルを奪取。プレミアリーグという世界屈指の舞台と、欧州大会に出場できるという強みを持つパレスに今でも大きな魅力を感じており、「基本的にはプレミアに残りたいし、パレスに残りたいと思っている」と残留希望を口にした。
「パレス以上にプライオリティーのあるチームは、世界的に見ても本当にトップチームでしかない。ヨーロッパ(UEFA大会)にも出られて、プレミアリーグでできる。街もロンドンで、家族もすべて慣れた環境。なかなかパレス以上のクラブは正直ない」
鎌田にとってプレミアリーグで戦い続ける価値は大きく、「プレミアリーグでやるというのが、チャンピオンズリーグで優勝を狙うのと同じくらいのプライオリティーがある」。去就は「まだわからない」としながらも、世界最高峰のリーグで自らを磨くことが、次の代表にもつながると考えている。
日本代表で鎌田を長く見てきたのが森保監督だった。第1次森保監督体制の2019年3月に初めて招集されると20年以降に定着。カタール大会、北中米大会ともに全4試合でスタメンとして戦った。鎌田はその7年間をともにした指揮官への信頼を隠さない。
「間違いなく日本で一番結果を残してきた監督だと思う。彼以上の監督というのは、結果という面では出づらいんじゃないかと思うくらい、素晴らしい成績を残している監督だと思う」。人柄についても「本当に素晴らしい人物」と表現し、「今のところ間違いなく歴代最高の監督ではあるのかなと思います」と言い切った。
代表活動7年間での自らの変化を認める。カタール大会を経て、日本代表への思いを言葉で発信し続けた。「日本代表でプレーすることが本当に素晴らしい仕事で、当たり前じゃない。この代表活動が本当に特別だということを彼から学ぶことも多かった。本当にいろんなメンタル面で変わることができたんじゃないかなと思います」。かつては感情を内に秘めるタイプだったと鎌田。だが年齢を重ね、代表の中心として立場も変わった。
「内に秘めているタイプではあると思う。ただ年齢も年齢で、ある程度チームのことを考えて口にも出さないといけない立場になった。そういう上の人たちもよく見ているので、人間的に変わったねとは選手からもよく言われる」
去り際には「いい人間になったんじゃないですか」と報道陣の笑いを誘った。代表への熱量に変わりはなく、引退を示唆することもない。淡々と新たなスタートを切り、4年後に一歩ずつ進んでいくつもりだ。
(取材・文 石川祐介)
鎌田はグループリーグ初戦・オランダ戦、第2節・チュニジア戦で2試合連続ゴールを記録。決勝トーナメント初戦・ブラジル戦でも先発したが、負傷により途中交代を余儀なくされた。チームは1-2で敗れ、悲願の決勝トーナメント初戦突破はならなかった。
「4年後は本当にいい年になるし、実際4年はすごく長い。1年でサッカーの世界なんていろいろ変わるので、4年後を意識しながらやるというよりも、1年1年結果を出しながら、自分がちゃんとしたレベルでやっていけば、そこにつながると思う」
その言葉には、長く代表で戦ってきた先輩への敬意もにじんだ。「(長友)佑都くんがあれだけ情熱を持ってやれていることが本当にすごい」。5大会連続出場を果たしたDF長友佑都の姿を見て、4年間を走り続ける難しさも改めて感じたという。
「4年前のカタールの時なんて、全然ヨーロッパに出ていない選手がいたり、J2でやっている選手もいた。4年間というのは本当に短いようで長い」。だからこそ、鎌田は「本当に1年1年集中して、できるだけ個人としてレベルアップできるようにやっていきたい」と足元を見つめた。
その第一歩となるのが、クラブでの去就だ。2024年夏に加入したクリスタル・パレスでは、24-25シーズンにFAカップ、25-26シーズンにUEFAカンファレンスリーグ(ECL)と2シーズン連続でタイトルを奪取。プレミアリーグという世界屈指の舞台と、欧州大会に出場できるという強みを持つパレスに今でも大きな魅力を感じており、「基本的にはプレミアに残りたいし、パレスに残りたいと思っている」と残留希望を口にした。
「パレス以上にプライオリティーのあるチームは、世界的に見ても本当にトップチームでしかない。ヨーロッパ(UEFA大会)にも出られて、プレミアリーグでできる。街もロンドンで、家族もすべて慣れた環境。なかなかパレス以上のクラブは正直ない」
鎌田にとってプレミアリーグで戦い続ける価値は大きく、「プレミアリーグでやるというのが、チャンピオンズリーグで優勝を狙うのと同じくらいのプライオリティーがある」。去就は「まだわからない」としながらも、世界最高峰のリーグで自らを磨くことが、次の代表にもつながると考えている。
日本代表で鎌田を長く見てきたのが森保監督だった。第1次森保監督体制の2019年3月に初めて招集されると20年以降に定着。カタール大会、北中米大会ともに全4試合でスタメンとして戦った。鎌田はその7年間をともにした指揮官への信頼を隠さない。
「間違いなく日本で一番結果を残してきた監督だと思う。彼以上の監督というのは、結果という面では出づらいんじゃないかと思うくらい、素晴らしい成績を残している監督だと思う」。人柄についても「本当に素晴らしい人物」と表現し、「今のところ間違いなく歴代最高の監督ではあるのかなと思います」と言い切った。
代表活動7年間での自らの変化を認める。カタール大会を経て、日本代表への思いを言葉で発信し続けた。「日本代表でプレーすることが本当に素晴らしい仕事で、当たり前じゃない。この代表活動が本当に特別だということを彼から学ぶことも多かった。本当にいろんなメンタル面で変わることができたんじゃないかなと思います」。かつては感情を内に秘めるタイプだったと鎌田。だが年齢を重ね、代表の中心として立場も変わった。
「内に秘めているタイプではあると思う。ただ年齢も年齢で、ある程度チームのことを考えて口にも出さないといけない立場になった。そういう上の人たちもよく見ているので、人間的に変わったねとは選手からもよく言われる」
去り際には「いい人間になったんじゃないですか」と報道陣の笑いを誘った。代表への熱量に変わりはなく、引退を示唆することもない。淡々と新たなスタートを切り、4年後に一歩ずつ進んでいくつもりだ。
(取材・文 石川祐介)

