初のW杯でポテンシャルを示し、悔しさを噛みしめた中村敬斗「4年に一度の大会がどれだけ大きいか痛感した」
初めて挑んだW杯で1ゴール1アシストを記録し、日本代表の攻撃陣の新たな顔となったMF中村敬斗(スタッド・ランス)。グループリーグでは鋭い突破と決定力で存在感を示した一方、決勝トーナメント1回戦のブラジル戦では持ち味を発揮できず、日本はベスト32で大会を終えた。それでも25歳のアタッカーは、この経験を4年後への大きな糧にしようとしている。
ブラジル戦から一夜明けても、頭の中には試合が残っていた。「ずっとブラジル戦のことを考えていた。後悔もありますし、こうすればよかったという思いは今でもある」。グループリーグでは得点とアシストで勝利に貢献し、「個人としては貢献できた」と振り返る。しかし、ブラジルとの一戦では違った。「僕自身のストロングポイントを出せなかったし、昨日はチームを助けることができなかった」。
ブラジルは後半開始からシステムと戦い方を変え、サイドからシンプルにクロスを入れて圧力を強めてきた。「僕のサイドでも、カットインからマークの届かないところへボールを置かれてクロスを上げられた。(対応が)難しかった」と振り返り、「ボールの質も素晴らしかった」と、世界トップレベルとの差を素直に認めた。
それでも、下を向くつもりはない。「昨日の負けをずっと悔やんでいても仕方がない。結果は変えられないので、次に向かって進むしかない」。そのために必要だと感じたのは、自らを置く環境のレベルアップだ。
「ブラジルやオランダの選手たちは、普段からチャンピオンズリーグや緊張感のある環境でプレーしている。個人のレベルが上がればチームも強くなる。自分の日頃の環境のレベルを上げることが一番大事だと感じた」
昨季はフランス2部のリーグ・ドゥでプレーしながらW杯で個人の結果を残した。しかし、その経験が逆に世界との差を鮮明にした。「もっと何かできたんじゃないかという思いはある」。大会中には“ソックス騒動”という思わぬハプニングも経験。「ソックスはストレスでした」と苦笑いを浮かべつつ、「国際大会だからこそ細かいところまで見られる」と、初舞台ならではの経験として受け止めた。
4年後、中村は29歳になる。「代表に選ばれ続けるのは簡単じゃない。競争があるからこそ成長できると思うし、この大会を経験できたことは本当に大きかった」。そして、日本代表への思いはさらに強くなった。
「どんな大会か分からないまま入ったけど、ワクワクが大きかった。選手一人ひとりがどれだけW杯に懸けているかを肌で感じた。4年に一度の大会がどれだけ大きいものかを痛感した」。そう語る一方で、「ずっと代表に入り続けたいという思いは前からあったけど、今はより強くなっている」とも言う。
初めてのW杯で味わった歓喜と悔しさ。そのすべてを糧に、中村はさらに大きな舞台へ向かって歩みを進めていく。
(取材・文 矢内由美子)
ブラジル戦から一夜明けても、頭の中には試合が残っていた。「ずっとブラジル戦のことを考えていた。後悔もありますし、こうすればよかったという思いは今でもある」。グループリーグでは得点とアシストで勝利に貢献し、「個人としては貢献できた」と振り返る。しかし、ブラジルとの一戦では違った。「僕自身のストロングポイントを出せなかったし、昨日はチームを助けることができなかった」。
それでも、下を向くつもりはない。「昨日の負けをずっと悔やんでいても仕方がない。結果は変えられないので、次に向かって進むしかない」。そのために必要だと感じたのは、自らを置く環境のレベルアップだ。
「ブラジルやオランダの選手たちは、普段からチャンピオンズリーグや緊張感のある環境でプレーしている。個人のレベルが上がればチームも強くなる。自分の日頃の環境のレベルを上げることが一番大事だと感じた」
昨季はフランス2部のリーグ・ドゥでプレーしながらW杯で個人の結果を残した。しかし、その経験が逆に世界との差を鮮明にした。「もっと何かできたんじゃないかという思いはある」。大会中には“ソックス騒動”という思わぬハプニングも経験。「ソックスはストレスでした」と苦笑いを浮かべつつ、「国際大会だからこそ細かいところまで見られる」と、初舞台ならではの経験として受け止めた。
4年後、中村は29歳になる。「代表に選ばれ続けるのは簡単じゃない。競争があるからこそ成長できると思うし、この大会を経験できたことは本当に大きかった」。そして、日本代表への思いはさらに強くなった。
「どんな大会か分からないまま入ったけど、ワクワクが大きかった。選手一人ひとりがどれだけW杯に懸けているかを肌で感じた。4年に一度の大会がどれだけ大きいものかを痛感した」。そう語る一方で、「ずっと代表に入り続けたいという思いは前からあったけど、今はより強くなっている」とも言う。
初めてのW杯で味わった歓喜と悔しさ。そのすべてを糧に、中村はさらに大きな舞台へ向かって歩みを進めていく。
(取材・文 矢内由美子)

