僕青・今井優希が語るアイドルとして“突き抜けない”を貫く理由
また、今回のツアーでは各会場で、横断幕にファンが僕青に向けてのメッセージを寄せ書きした。彼女はステージ袖で待機中に、その横断幕に込められた言葉に目を通していた。
「手書きの文字だから温度も感じますし、涙が出るぐらい嬉しかったです。『君と見た空は』でその横断幕と一緒にパフォーマンスしているときには、たくさんの方に支えられてここまで来れたんだなって。愛知公演はアンコールで『初めて好きになった人』を追加で披露したんですけど、私たち知らなかったんですよ。(杉浦)英恋がいきなり「もう一曲やりたいよね~」と言い始めて。
今井はセカンドシングルから7枚目まで雲組として活動してきた。雲組単独公演で経験を積んだからこそ、ライブを心から楽しめるようになった。
「ステージに立ったら、自分自身が楽しんでるところを皆さんに見てもらいたい。いい意味での余裕も出てきて。握手会でファンの方にも、『バレエを生かしたしなやかなダンスが、ゆきっちらしいね』と褒めてもらえるようになりました」
◆泣き顔を見せないのは「心配かけたくない」から
聞き上手な彼女の周りにメンバーが集まって、いつしか相談役になることも多い。
「私、メンバーの話を聞くのが大好きなんです。アイドル活動をしているとどんよりした話題が入ってくるときもあるじゃないですか。そういうときに、さりげないひと言や話題を提供してグループの雰囲気を明るくしたいんです」
その一方で、自分の悩みは人にあまり話さないそうだ。
「自分の中で答えが決まってから相談したいタイプなんです。悩んでる時に誰かに相談しても、言われたくないようなアドバイスが入ってくると、自分が揺らぐ気がして。悩んでも1人で解決するタイプかなと思っています。だから、カメラの前では一度も泣いたことはないんじゃないかな。そういう姿を見せたら『どうしたの?』ってなるじゃないですか。ファンの方にも心配かけたくないから」
伝えたい思いがあるときは、冷静に考えをまとめて整理してから文章でブログに綴る。
「普段の喋り方も明るいので、自分の感情を出してしまうと勘違いされやすいって思うようになったから、そのときには言わなくなったのかもしれないです。冷静になって書いた文章のほうが私の意図や気持ちがちゃんと伝わると思っているので」
