根はネガティブでマイナスに考えてしまう性格だが、僕青に加入してからメンバーに「そこまで考えてるなんて繊細だね」と指摘されるまで自覚はなかったという。

◆「学業との両立」にはメンバーのサポートも

子供の頃は好奇心旺盛だった。アイドルに初めて触れたのは、AKB48が好きな親戚に誘われて行ったナゴヤドームで開催された握手会。渡辺麻友の輝きに目を奪われた。でも、自分がアイドルになれるとは思っていなかった。

その後、高校で将来の進路を考えるうちに、ある疑問が浮かんできた。「同じクラスメイトや先生としか関わっていなくて、そういう限られた環境の中にいて、将来の夢やなりたい職業、こういう大人になりたいというものが本当に見えてくるのかなって」。友達のように付き合う4歳上の姉がその話を聞いて、妹に内緒でアイドルオーディションに応募していた。

「お姉ちゃんはリーダー気質で外交的なタイプ。『外の世界を見てきなさい』っていう意味だと思う。家族のみんな、まさか受かると思っていなかったですけど(笑)」

高校卒業後は、社会福祉を学ぶために留学することも考えていた。現在は、僕青のなかで唯一、大学の国際学部で学びながらアイドル活動を続けている。

「両親との約束で、大学を卒業することが僕青加入の条件でした。学んだことをステージ以外の仕事で発揮できる場所があるかもしれないですし、社会福祉を学ぶために海外留学する夢もいつか実現したいと思っているので」

しかし、学業との両立は簡単ではない。テスト期間とレッスンが重なり、レッスンに参加できずにメンバーに申し訳ない気持ちを抱えるときもある。

「今年まで同じように学業と両立してきた長谷川稀未ちゃんは、私が授業でレッスンに遅れていったときに、その日にやった内容のレッスン動画に文字を入れて編集したものを送ってくれました。気に掛けてくれていて、本当に優しいですよ。周りのメンバーに迷惑をかけてしまうこともあるんですけど、自分の道を選択させてもらったからには強い意志を持ってやり遂げたいと思っています」

◆「僕青の今井優希」としての役割

結成当初から支えているスタッフから、今井優希の課題について聞いたことがある。「今井は青空組にいても雲組にいても頭が良いから平均点は出せる。でも、そこからなかなか突き抜けられていない」。そのことを本人に伝えると、黙って、数回うなずいて答えた。

「そうですね、良い意味でも悪い意味でも周りを見ちゃうので……。突き抜けるっていうのは、集団のなかで目立つっていうことになるじゃないですか。アイドルとして居させてもらってこんなことを言っちゃいけないんですけど、まだ抵抗があるというか……。