【破格】片道5万円以下で米ディズニーへ!ZIPAIR「オーランド直行便」初フライトの全貌
ただし、LCCであるZIPAIRの基本料金には、受託手荷物や機内食、座席指定などのオプションは一切含まれていない。おのだ氏は預け入れ荷物のオプション(最大30kgまで)を追加するため、約1万1000円を追加で課金している。それでも総額で約6万円程度に収まっており、通常の北米行きエコノミークラスの相場と比較しても圧倒的に安い。また、直前での予約だったため座席指定はできず、3-3-3の配列の中央座席(D席)が割り当てられた。約14時間というフライトで通路側でも窓側でもない中央席に座ることは、旅慣れたおのだ氏にとっても一抹の不安を感じさせる要素であったが、いざ搭乗券を発券してみると、隣接する通路側の席が確保できており、トイレに立つ際のストレスが軽減されたことに安堵する様子が収められている。
いよいよ出国手続きを終えたおのだ氏だが、彼が次に向かったのは免税店や高級ラウンジではなく、ターミナル内にあるコンビニエンスストア「セブン-イレブン」であった。これもまたLCCを賢く乗りこなすための重要な儀式である。ZIPAIRでは機内への飲食物の持ち込みが許可されている(アルコール飲料を除く)。北米の物価高騰は凄まじく、アメリカに到着してからちょっとしたお菓子や軽食を買おうとすれば、日本の3倍から4倍の値段が請求されることも珍しくない。さらに、機内で食事を注文すれば当然ながら別料金が発生する。おのだ氏は長時間のフライトと到着後の節約を見据え、カゴいっぱいに日本のスナック菓子やパン、おにぎりなどを買い込んでいく。この「乗る前の買い出し」の風景は、LCCを利用する現代の旅行者のリアルな姿を如実に表している。
搭乗ゲートに到着すると、そこは歴史的な初便の就航を祝う熱気につつまれていた。ゲート前には記念のアーチが組まれ、多くの乗客が期待に胸を膨らませて搭乗を待っている。乗客の客層を見ると、約9割以上が日本人であり、ディズニーワールドへ向かうであろう家族連れやカップルの姿が目立つ中、一部にはアメリカ人の姿もちらほらと見受けられた。破格の航空券情報を聞きつけて購入した個人手配の旅行者と、高額なパッケージツアーで参加している旅行者が同じ機内に乗り合わせているという状況も、航空業界のダイナミズムを感じさせる興味深いコントラストである。
搭乗開始前、ゲートではZIPAIRの社長による記念スピーチが行われた。このスピーチの内容が、航空ファンにとって非常に興味深い事実を明かしていた。今回使用される機材はボーイング787という、燃費効率が極めて高く、中型機でありながら長距離を飛ぶことができる非常に優秀な航空機である。東京からヨーロッパまでノンストップで飛べる能力を持つこの機体であっても、成田からフロリダ半島まで直行するというミッションは「非常に大きな挑戦」であると社長は語る。通常、旅客機は乗客の他に多くの航空貨物を床下の貨物室に搭載して収益を上げているが、このオーランド線に関しては、燃料を極限まで搭載して飛距離を稼ぐため、貨物の搭載を完全に諦め、乗客とその手荷物だけに特化して運航しているのだという。
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旅行系YouTuberのおのだです!飛行機、海外・国内旅行の動画を投稿中!1986年生まれ。神戸出身、現在は東京を拠点に活動しています。