死因や死亡推定時刻を特定 大災害想定し遺体の対応訓練【徳島】
大規模災害によって多数の犠牲者が出た事態を想定して、県警や県医師会による遺体の対応訓練が10月9日、徳島市の県警察学校で行われました。
訓練は、南海トラフ巨大地震が発生し、多くの犠牲者が出たとの想定で行われました。
遺体はまず遺体安置所に運ばれ、警察官による検視が行われます。
体や衣服の状態などから亡くなった時の状況を確認し、医師が遺体を検案、死因や死亡推定時刻などを特定します。
「外傷等ありません、ただ口の中に白色の最小泡沫があるのと」
「泥が入っている、その状況から津波に飲まれて溺水の可能性あり」
こうした検視・検案の過程で、事件性がないかの確認や身元特定のため、身体的特徴なども記録されます。
この後、遺族への引き渡しです。
遺体安置所を訪れた人が、行方が分からない家族の名前や身体的な特徴を伝え、該当する遺体と対面します。
(遺体と対面)
「めぐみはよ起きろ、悪い冗談やめてくれ 」
医師や看護師が遺族の心理的な支援などを行う専門チーム「DMORT」も参加し、遺族をサポートしました。
(県警捜査第一課・石橋渉 統括検視官)
「起きてほしくはないが、起きた場合は迅速な対応が求められる、平素の訓練を通じて来るべきときに備えたいと考える」
約160人の参加者は、万が一の事態に備え、真剣な面持ちで訓練に取り組んでいました。
