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上板町が、阿波市などと進めている、新しい「ごみ処理施設」をめぐって8月25日、上板町議会の臨時会が開かれ、2025年度分の負担金約4800万円の補正予算案が、反対多数で否決されました。

上板町はこれまで、阿波市と板野町とで組合を組織し、共同で「ごみ焼却施設」を運営してきました。

しかし、この施設が7月末に稼働期限を迎えたため、現在、ごみの焼却は行われていません。

その代わり、施設に集めたごみを大型トラックに積み替えて、山口県の民間ごみ処理業者に運び処理しています。

組合は2年7か月後の稼働を目指して、新しい「ごみ処理施設」を整備する計画を進めていて、25日の上板町議会 臨時会では、この新施設整備にかかる費用の内、2025年度の町の負担分約4800万円の補正予算案が提出されました。

(上板町・松田卓男 町長)
「この2年7か月の間に、新ごみ処理施設を完成させなければならない」
「上板町単独では、国の交付金は受けることはできないので」
「これからも、1市1町の広域処理を進めていかなければならないと強く感じている」

新施設の整備を巡っては、板野町が8月「新施設の整備費について、組合側の説明が不十分」などとして、組合からの脱退を表明。

上板町の議員からも同様の声が上がっていて、採決を前に討論が行われました。

(反対・乾崇 議員)
「中央広域施設組合から、施設整備工事費85億300万円について」
「入札に影響があるからとの理由で、積算根拠の説明が全くありません」
「多額の予算について、金額的に妥当なのか過大であるのか、この審議が全くできない」

(反対・柏木美治代 議員)
「今回、臨時会の補正予算(案)は、板野町脱退前のそのままの予算が提出されています」
「後から板野町分の負担が増加され、補正予算として出てくるのではないでしょうか」
「予算の差し替えもなく、とにかく早く認めてほしいというのでは、道理が通りません」

(賛成・本淨敏之 議員)
「新ごみ施設の建設準備は、現在に至るまで約6年間の歳月を要した」
「稼働開始は、絶対に遅らせることができない。」

(賛成・鈴木幸三 議員)
「予算が可決されるならば、2年7か月後には施設が完成し」
「1市1町による広域事業として、国庫補助金や地方交付税の優遇措置を受けることが可能となる」
「結果として、町単独で事業を進めるよりも、はるかに経済的負担が軽減され、これ以上の町の持ち出しを避けることができる」
「費用対効果の面からも、十分妥当な判断であると考えます」

そして、採決の結果…。

(坂東泰幸 議長)
「起立少数です」

反対多数で、新ごみ処理施設整備費の補正予算案は認められせんでした。

これを受けて町長は…。

(上板町・松田卓男 町長)
「(反対した)議員は、今後、上板町をどの方向に向かわせたいのか」
「ごみに対するビジョン計画、それは議決した議員の責務で示していただかなければ」

この議決を受け、町田寿人 阿波市長は取材に対し「阿波市民が不利益を被らないことが最優先で、計画を遅らせることはできない」と述べ、市単独整備も辞さない考えを示しました。

その上で「松田町長と早急に面会し、今後、組合に残るのか確認したい」としました。