JRT四国放送

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米の高値が続くなか、県内では6月12日、初めて随意契約の備蓄米が販売されました。

気になる備蓄米の味や、美味しい炊き方などについて、お米のスペシャリストに聞きました。

こちらは6月12日の、フジグラン北島の様子です。

(記者)
「開店1時間前を迎えました」
「こちらの店頭には、160人もの人が列を成しています」

(フジグラン北島)
「ただいまより開店いたします」

12日は、開店時間の午前9時に用意されていた備蓄米の500袋全てが完売。

ようやく販売が始まった備蓄米ですが、購入した人からは…。

(備蓄米を購入した人は)
「よかったです。丁度お米がもうあと少しで切れるところだったから助かりました」

(記者)
お米の質とかは?」

(備蓄米を購入した人は)
「これからきょう食べてみないとわからないですけど」
「ちょっと不安はあります。あんまり美味しくないんじゃないかという気はする」
「けどそれより先に、お米がないからね」

(記者)
「私も随意契約の備蓄米を手に入れたので、専門家の方に聞いてみます」
「こんにちは」

気になる品質や味について教えてくれるのは、関山隆大さん。

江戸時代から続く米屋の6代目で、夜は繁華街でおにぎり店を開いています。

また県内に2人しかいない、「五ツ星お米マイスター」の資格を持つスペシャリストです。

この備蓄米は、2022年産の「古古米」。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「粒は結構綺麗な感じで」
「匂いはやっぱりこう、古米臭というか、油が混じったかのような」
「ちょっと、独特の香りがやっぱりしてはいるんですけれども」

(記者)
お米って、こんな匂い変わるんですね」

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「はい、一番匂いが変わるというか、一番気づきやすいところではあるので」

さらに、備蓄米の美味しい炊き方を教えてもらいました。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「最初の水あわせるときは、浄水の水で必ずやるのがポイントです」

次にお米を20回研いで、そのあと水で2回すすぎます。

通常のお米は「研ぐ・すすぐ」を2セットのところ、3セット行います。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「備蓄米って、ちょっと独特の匂いがあったりしますので、匂いをできる限り抑えてあげる」
「研ぐ回数を多くしてあげると、匂いも一緒に水に流れますので」
「いつものお米よりも、1セット多くするのがポイントですね」

研ぐ時だけでなく、炊く時にもポイントがあります。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「お水の量はパサつく傾向があったりするので、いつものメモリよりも(水を)少し多めに入れるのが、できる限り美味しく炊けるポイントになってます」
「まずは1・2ミリぐらい多めに入れてもらって、1回食べてもらって調節してもらえたら」

通常のお米は必要ありませんが、備蓄米は匂いを飛ばしてふっくらと炊くために、一時間程度水に浸してから炊飯器でお米を炊きます。

(記者)
「ほかのお米が同じぐらい時間が経っているものと比べると、どうですか品質は」

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「令和4年(2022年)産のお米なんですけど、普通の温度で置いていたら食べれないというか、匂いもすごいんですけど」
「このお米に関しては、そこまで強烈な匂いも無かったんで、完備された冷蔵のところで保管されていたこともあって」
「品質は、従来のところに置いているお米よりは遥かにいい」

そして、備蓄米が炊き上がりました。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「多少は古米臭がしていますけど、思ったよりは少ないのが印象です」
「結構粒もきれいですし、思ったより美味しそうですね。」

それでは備蓄米を、令和6年度(2024年度)徳島県産コシヒカリと食べ比べてみます。

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「美味しいですね(コシヒカリ)」

(記者)
「美味しいです。炊きたてのホカホカの甘いお米です」

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「甘くて粘りがあって」

(記者)
「次はいよいよ古古米に」


(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「食感であったりとか、甘味とか、お米のうまみは十分伝わりますし」
「匂いっていうのも、そこまで激的に香るって訳ではないし、ほんのり少し香るなって具合なので」
「普通に遜色なく、すんなりと消費者の人にも受け入れられる範囲の味かなとは思います」

(記者)
「匂いは、甘い匂いはあまりしない感じですね」
「やっぱり匂いが違う感じです、甘味が少ない気がします」
「ただ、でも普通に白ご飯で食べられるお米だなというように思いました」

(五ツ星お米マイスター・関山隆大さん)
「この備蓄米を食べて普段のお米だったり、これから出る新米だったり」
「備蓄米を食べどう思うか、食育という観点から見てもいいのではないかなと」
「備蓄米といっても、日本の農家さんに大切に作っていただいたお米ですので」
「しっかりと味わって食べてもらいたい」

いまだに続く令和の米騒動。

6月10日、農林水産省からは備蓄米がさらに20万トン、追加放出される方針が出されました。

県内では今後、大手コンビニやスーパーマーケットで順次入荷が続く予定です。