築43年の団地暮らし。理想的な分譲物件は「90平米」「3階」「賃貸あり」
SNSなどの影響で、団地暮らしに興味をもつ人が増えています。実際に入居するとしたら、どんな物件がいいのでしょうか。団地暮らし歴の長い建築カラープランナー野村恭子さんに、理想的な条件を教えていただきました。

ファミリーマンションより広い団地物件は多い

建築カラープランナーとして活動している野村恭子さん。じつは団地住まいが長く、現在は築43年の団地に暮らしています。古さを感じさせないインテリアやDIYに定評があり、SNSでは具体的なテクニックを多数披露。
「今住んでいる団地は3LDK。90平米ほどあり、キッチンも240cmと団地でも広いほうだと思います」
今、都市部のファミリー向けマンションはコンパクトなタイプで70~80平米くらいでしょうか。それと比べるとかなりゆとりがあります。
部屋の広さに加え、全体の敷地面積が広くて緑豊かなのも団地のいいところだと野村さんは話します。
「ちなみに私の場合、築年数はそれほど気にしていません。古くても頑丈で耐震性が高い団地も多いし、内装はリフォームする前提で探しました」
使い勝手を考えると、3階に住むのがベスト

団地に住みたいという人におすすめするなら? と聞いたところ、3階がいちばんいいという答えが。
「低層の団地は、エレベーターがない場合も多いです。4階や5階は上り下りが本当に大変。買い物の荷物を持っているときはとくに気が滅入ります。1階は庭がついていたりといい部分もありますが、冬はかなり寒い。そしてあまり日が入らず暗くなります。日の入りや使い勝手を考えると3階がベストではと私は思います」
購入する前に、賃貸で住んでシミュレーションを

団地にはメリットがあればもちろんデメリットもあります。いきなり購入するのが不安なら、同じ物件に賃貸で住みながらお試ししてはいかがでしょうか。
「部屋数や棟が多いような大きな団地では、分譲賃貸での募集が出やすいかもしれません。わが家も今の団地にいったん賃貸で入り、その後で別の部屋を分譲で購入しました。以前は今よりひとまわり狭い部屋だったのですが、団地そのものや環境は気に入っていたんです。“この団地でもう少し広い物件が売りに出されたら買おう”と、情報をこまめにチェックしていました」
広さや住み心地など、賃貸であらかじめシミュレーションしてからだと購入時に「こんなはずじゃなかった」という失敗も減りますね。団地購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
