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複数の立憲民主党幹部によると、11日召集の特別国会での人事について、立憲に新たに割り当てられた衆議院予算委員長に安住淳前国対委員長を起用する案が浮上していることがわかりました。また、衆議院副議長には玄葉光一郎元外相を推す案も浮上しているということです。

政府の予算案を審議する重要委員会である予算委員長のポストに野党議員が就くことは異例のことで、衆議院によりますと、1994年以来30年ぶりです。

これにより与党側は、予算案の審議や採決を思い通りのスケジュールで進められなくなります。そのため、ある立憲民主党関係者は「安住氏は攻撃力の高い人なので、与党の政権運営にダメージを与えられる」と意気込んでいます。

一方で、野党側も政府与党にダメージを与えることを目的に、いたずらに審議を引き延ばすことなどは批判をあびる可能性があり、一定の責任が生じることになります。与野党双方に、建設的な国会審議を行うことが求められる状況になっています。