石破総理、大統領選勝利のトランプ氏と電話会談「できるだけ早期にお会いしようと確認した」「本音で話せる方という印象を持った」
石破茂総理が、アメリカ大統領選で勝利した共和党・トランプ前大統領と7日、約5分程度の電話会談を行った。石破総理とトランプ氏が1対1で会談をするのは今回が初。祝意を伝えるとともに「できるだけ早期にお会いしようということを確認した」と述べた。 トランプ氏は5日(日本時間6日)に行われたアメリカ大統領選で民主党・ハリス副大統領に圧勝。132年ぶり2人目となる大統領返り咲きとなった。石破総理は「お互いにいい仕事ができることを楽しみにしているということで、会談を終えた」「本音で話ができる方だというような印象を持った」とも語った。
【映像】石破総理、トランプ氏と初の電話会談「本音で話せる方」
―(冒頭説明)
今朝9時半から約5分程度、次期合衆国大統領に当選をされたドナルド・トランプ氏と電話会談を行った。5分の会談の間で、できるだけ早期にお会いしようということを確認するとともに、日米同盟をさらにより高い次元に、より高い段階に引き上げていこうということで一致した。お互いにいい仕事ができることを楽しみにしているということで、会談を終えた。
―人柄含めてどんな感触を持ったか。来週に外遊も予定されている。日程は。
日程については現在調整中だが、なるべく早くそういう日程を取って会談をしようということでは一致した。会って話をすることを楽しみにしているということで、私もそのように思っている。私も電話ではあったが、1対1で話をするのは初めて。一言で言えば非常にフレンドリーな感じがした。これから先の言葉を飾ったり作ったりするのではなくて、本音で話ができる、そういうような方だというような印象を持った。
―安全保障政策に関して、在日米軍の駐留への経費の負担増や防衛費の更なる増額をトランプ氏が求める可能性が指摘をされている。
本日の電話会談ではもちろんそういう言葉で話はしていない。今後の日米同盟の強化という意味において、負担をどうしていくべきかということは、金銭的な問題もある。能力的な問題もある、あるいはオペレーションをどうしていくかということもある。金額だけではなくて、実際に装備面、あるいは運用面、統合面、いろいろな観点から日米同盟の強化をこれから先、精力的に議論したい。
―トランプさんに対して祝意のメッセージは。
それは今回の勝利に心から敬意を表すると同時にお祝いを申し上げた。合衆国を再び偉大にというような、トランプ大統領候補がそういう訴えをしてこられたわけで、それが多くの合衆国国民の賛同を得たということに対して敬意を表するということを申し上げた。
(ABEMA NEWS)