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 藤川球児新監督のもとで、チーム強化に乗り出す阪神の安芸秋季キャンプが1日、高知・安芸でスタートした。初日はあいにくの雨だったが、藤川監督は1時間半ブルペンに陣取り、門別、及川、西純ら若手の投げ込みをチェックした。

 「いやー、すごく成長を遂げているな、という投手がいましたね。時間がかかるな、という選手もいますけど、一つずつチームの糧となるようなそういう選手がいたかなと思います」と楽しみな材料が多いことを強調。ただ、一番目についた投手の固有名詞については「それは言えないですけど。僕が想像しているのは来年の開幕のところに自分が見ていていいプレーするなとか、いいボールがいったなというのを想像しているので、もしかしたらそれが出ているのかもしれない」と、あえて名前を出さなかった。

 秋季キャンプのテーマについては「テーマに没頭というところを掲げているんですけど。練習の合間は少しリラックスして全然、構わないんで、始まったときにいかにスイッチが入れられるかという。野球は間のスポーツですから、プレーが止まりますから。その一瞬、一瞬、スイッチが切り替わるような選手の表情とか、そういう瞬間を、みてますね。僕自身は」とした。その上で「選手には追い込むようにというようにコーチには指導している。日々、こちらも押して引いて悩んで攻めてというところになると思います」とチームとしての成長を期待していた。