きょうからできる!旬のリンゴの新たな切り方「スターカット」国も推奨のワケとは?梨のオススメの切り方も紹介
知って得する話題の現象やニュースをお届けする「しってる?」のコーナーです。
29日は、これからの季節おいしいリンゴの切り方“スターカット”を紹介します。
家にリンゴがあったら早速、きょうからできる!
手間が省けて健康にもいい、国もすすめる新たな切り方を取材しました。
リンゴ狩りのシーズンを迎えた茨城県の農園には、多くの家族連れの姿がありました。
おいしいリンゴを自宅でどうカットしているのか実戦してもらうと、多くの人が、皮をむいて中央から放射状に8等分に切り分ける「くし切り」だったんです。
まず、ノーヒントで“スターカット”に挑戦してもらいました。
すると「星みたいな形で切ればいい?」「さっきと何も変わっていないような気がする」と、家族で協力してみるも大苦戦。
では、普段から“スターカット”をしている姫ヶ滝りんご農園の斎藤悠平さんに正解を見せてもらうと…。
豪快に輪切りをしておしまい。皮もそのまま。
切り口の芯の部分が星形に見えるため“スターカット”なんです。
この切り方には、メリットが3つあります。
1.ビタミンEなどの栄養がくし切りの4倍
2.皮をむく必要がないためごみの量削減
3.カットが簡単
そのため、国もこの切り方を推奨しています。
簡単にできることから、保育園での出前授業も行われているんです。
挑戦してもらった家族にも正解をお伝えしたところ「これで終了ですか?めちゃめちゃ簡単ですね」と驚いた様子でした。
“スターカット”したリンゴを食べてみると「確かにこっちの方が簡単です。食べやすくて」「おいしいです!」などと絶賛していました。
青森・弘前市周辺のリンゴ農園に取材したところ、10カ所中7カ所がスターカットをしていました。
くし形でごろっとした食感もいいですが、やっぱり子どもや年配の人も食べやすく、また、皮や皮の周りに栄養があるため、この切り方が推奨されているということです。
そしてもう1つ、梨の正しい切り方“スティック切り”も紹介します。
JA全農のSNSに投稿されたもので、1.5cm幅で輪切りにしたあと、さらに縦に1.5cm幅で切るとスティック状になります。
リンゴは中央が甘く、梨は下の部分が甘いため、おいしい部分を余すことなく食べられるということです。