派手なガッツポーズで肩を痛めた井上監督

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◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 中日・井上一樹監督(53)が就任早々、大仕事をやってのけた。自らがくじを引き、4球団が競合した関大・金丸の交渉権を獲得。「頭が真っ白になった。縁を感じるし、大事に育てたい」と興奮気味にまくしたてた。

 抽選の箱にゆっくりと右手を入れ、下から2番目のくじを取った。「交渉権獲得」の文字を見ると左手を激しく振り下ろし、自球団の円卓を指さした。「脱臼した」と笑いを誘い、「今までで一番大きなガッツポーズだった」と喜びを爆発させた。

 準備は完璧だった。ベストの背面とジャケットの裏地が球団カラーの青色に染まった“勝負服”で会場入り。ドラフト前には「下から2番目を引くようにお告げをもらった」と、普段あまり見ない夢を見たという。「満点!」と締めくくった初ドラフト。3年連続最下位からの反撃を期待する竜党に、いきなり大きな希望を届けた。(森下 知玲)