YouTubeが有料プラン「Premium」のほぼ半額で広告を減らす「Premium Lite」を一部の国でテストしていることが明らかとなりました。

↑ほぼ半額なら試してもいい?

 

これはYouTubeが、Android Authorityに対して認めたこと。広報担当のジェシカ・ギビー氏は「オーストラリアドイツ、タイの一部のユーザーを対象に数か月間、サブスクリプションの『異なるバージョン』をテストしている」と語っています。さらに「現時点では、より広範な展開についてお伝えできることは特にありません」とも付け加えています。

 

ジョナ・マンサノ氏がThreadsで共有したスクリーンショットによると、オーストラリアでのPremium Liteの月額料金はウェブ版で8.99豪ドル(約900円※)となっており、Premiumプラン(16.99豪ドル〔約1700円〕)のほぼ半額です。

※1豪ドル=約100円で換算(2024年10月22日現在)

 

また、同氏が投稿した別の画像では、Premium Liteが11.99豪ドル(約1200円)、Premiumが22.99豪ドル(約2300円)となっています。

 

約1年前まで、YouTubeは欧州の一部の国向けに旧Premium Liteプランを提供していました。それはPremiumにある動画のオフライン再生や広告なしのYouTube Musicといった特典をなくし、「広告がない」だけに特化したものでした。

 

しかし、新たなPremium Liteでは、無料ユーザーよりも広告が減るだけに留まっています。YouTubeは脚注で「音楽コンテンツとショート動画」、それに検索やブラウズ時に、「視聴を妨げない広告」が表示される可能性があると述べています。

 

マンサノ氏の画像でも、新Premium Liteでは広告なしのYouTube Music、動画のダウンロードとオフラインでの再生、動画のバックグラウンド再生は提供しないと表示されています。これらは、旧Premium Liteと全く同じです。

 

日本向けのYouTube Premiumは月額1280円であり、他の多くの国より安く設定されています。それでも、Premium Liteの提供を望む声があるかもしれません。

 

Source: Android Authority
via: The Verge