鎌田大地は先発も無得点…C・パレス痛恨3連敗で開幕8戦未勝利 N・フォレストが3勝4分1敗で8位浮上

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 プレミアリーグ第8節が21日に行われ、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスとノッティンガム・フォレストが対戦した。

 ホームのノッティンガム・フォレストは、今季ここまで2勝4分わずか1敗と安定して勝ち点を積み上げているが、今節はジェームズ・ウォード・プラウズとモーガン・ギブス・ホワイトが欠場する。一方、クリスタル・パレスは3分4敗の7戦未勝利とスタートダッシュに失敗。厳しいチーム状況で国際Aマッチウィーク明けのアウェイゲームに臨んだ。鎌田は前節ベンチスタートとなったが、今節はスタメンに復帰した。

 前半立ち上がりは、クリスタル・パレスが鋭いカウンターを仕掛けてゴールに迫り、5分には鎌田がミドルシュートを狙う。対するノッティンガム・フォレストも徐々にゴール前まで攻め込む回数を増やし、クリス・ウッドが立て続けに決定的なヘディングシュートを放ってゴールを脅かした。

 なかなか試合は落ち着かず、両チームともにゴール前まで攻め込む展開になった。クリスタル・パレスは19分に鎌田のボール奪取からカウンターを発動し、エディ・エンケティアのシュートがクロスバーに直撃。ノッティンガム・フォレストも22分にコーナーキックの流れからライアン・イェーツがヘディングシュート。しかし、これはゴールポストに跳ね返された。

 シュートの多い展開のなかで、鎌田にもチャンスが訪れる。28分に右サイドからダニエル・ムニョスがクロスを入れると、ボレーシュート。しかし、これはミートすることができず、得点には至らなかった。その後も両チームともに決定機を作ったが決めきることができず、前半は0−0で折り返した。

 後半に入り、クリスタル・パレスが立て続けにチャンスを作る。53分にはエゼのシュートのこぼれ球を鎌田が詰めるが、GKマッツ・セルスが好セーブに阻まれる(結果的にオフサイド)。60分にもエゼが強烈なミドルシュートを放つが、またしてもGKマッツ・セルスの好セーブで得点は奪えなかった。

 すると、65分にノッティンガム・フォレストが試合を動かす。ロングフィードのクリアボールに反応したクリス・ウッドがペナルティエリア手前からダイレクトでボレーシュート。強いシュートではなかったが、GKディーン・ヘンダーソンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。クリス・ウッドの今季リーグ戦5得点目でノッティンガム・フォレストが先制に成功する。

 リードしたノッティンガム・フォレストは勢いそのままにチャンスを作る。ただ、クリスタル・パレスも終盤に反撃し、81分には途中出場のジェフリー・シュルップが決定的なシュートを放つ。しかし、これもGKマッツ・セルスのビッグセーブに阻まれ、最後まで得点を奪えなかった。

 鎌田は88分に途中交代。試合はこのまま1−0で終了した。勝利したノッティンガム・フォレストは3勝4分1敗で8位に浮上。敗れたクリスタル・パレスは3連敗で、3分5敗の開幕8試合未勝利となった。

 次節、ノッティンガム・フォレストは25日にアウェイでレスターと、クリスタル・パレスは27日にホームでトッテナムと対戦する。

【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 1−0 クリスタル・パレス

【得点者】
1−0 65分 クリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)


【ゴール動画】クリス・ウッドの今季5ゴール目が決勝点!