韓国の女性大食いユーチューバー、自身への恐喝疑惑を否定するユーチューバーの裁判に証人で出席へ
チャンネル登録者1000万人超えを誇る大食いユーチューバーのツヤン(本名パク・ジョンウォン)が、自身に対する恐喝などの疑いで拘束起訴されたユーチューバーらに対する裁判に証人として出席する。
ツヤンを恐喝・脅迫した疑いなどで起訴されたユーチューバーのクジェヨク(本名イ・ジュンヒ)、ユーチューバーの朱雀鑑別士(本名チョン・グクジン)、ユーチューバーのカラキュラ(本名イ・セウク)、ユーチューバーのクロコダイル(本名チェ・イルファン)、弁護士のチェ氏ら5人に対する2次公判が、10月18日に水原(スウォン)地裁・刑事14単独(パク・イラン判事)の審理で行われた。
同日の公判で、クジェヨク側は「被告人は、被害者(ツヤン)の所属事務所の関係者たちが『私生活の情報提供を受けるユーチューバーが、私生活を流布できないよう管理してほしい』として契約を締結しようと先に要請し、これに同意しただけで、どんな状況でも被害者はもちろん、所属事務所側に脅迫性のある発言や行為をしたことはない」と主張した。
続けて、「被害者の私生活は、現在指名手配された氏名不詳者が被告人の携帯電話資料を流出し、被害者側とYouTubeチャンネルのカロセロ研究所に伝達して騒動になった」とし、「被害者の私生活が流出し、所属事務所側が被告人に良くない感情を持つことはあり得るが、一歩遅れて脅迫被害者だと告訴するのはありえないことだ」と強調した。
また、チェ氏側も「クジェヨクと犯行を共謀していない」とし、関連の疑惑をすべて否認した。
このようなクジェヨクとチェ氏側の関連公訴事実の否認、そして検察の容疑立証により、ツヤンは証人として採択された。
なお、ツヤンは今年7月、元彼氏で所属事務所の代表だったA氏から約5年間、暴行や脅迫などを受けていたことを暴露した。
この過程で、サイバーレッカー(社会的イシューを繋ぎ合わせて悪質な捏造を行うユーチューバーやインフルエンサー)のクジェヨクや朱雀鑑別士などが、元恋人との過去の出来事など私生活をネタにツヤンを脅迫し、数千万ウォン(数百万円)を恐喝した疑惑も明らかになった。
次の期日である10月30日には、ツヤンのほかにクジェヨクたちから恐喝を受けた別の被害者B氏に関する事件の関係者4人に対する証人尋問が行われる。
ツヤンは来る11月15日に行われる公判に、証人として出席する予定だ。
◇ツヤン(Tzuyang)プロフィール
1997年4月25日生まれ、本名パク・ジョンウォン。2018年頃からユーチューバーとして活動。見た目とはギャップのある“大食い”動画で愛され、YouTubeチャンネル登録者数は1010万人(2024年7月現在)に上る。韓国ギャラップ社が2024年6月に発表した「韓国人が最も好きなユーチューバー」で1位を獲得しており、テレビ番組やCMにも出演して活躍。ゲームグラフィック&漫画アニメーション学科を卒業しており、絵がとても上手い。