【何が】男1人と女4人が9.5畳の部屋で…5カ月間の“奇妙な共同生活” 知人女性から210万円だまし取った容疑で逮捕 大阪市・浪速区

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大阪市で共同生活をしていた5人が16日、20代女性から約210万円を騙し取った詐欺の疑いで逮捕された。5人は、男と妻、妻の友人3人で、民泊施設を拠点に約5カ月間一緒に暮らしていたとみられている。

9.5畳の部屋に…5人共に暮らす

大阪市・浪速区で16日、カメラが捉えたのは、奇妙な共同生活をしていた4人の女だ。そのマンションの一室に、ただ1人、男がいた。男は住居不定・無職の長野直樹容疑者(47)だ。

共同生活をしていた長野容疑者と長野えみ容疑者(42)、石井加奈子容疑者(42)、角野綾子容疑者(43)、小島愛子容疑者(40)の男女5人が、詐欺の疑いで逮捕された。

記者が「詐欺行為を働いていたのは事実でしょうか?」と、小島愛子容疑者(40)に問いかけるが、小島容疑者は口を閉ざしたままだった。

5人は、20代女性から約210万円をだまし取った疑いが持たれている。女性を「交通事故の賠償金を貸して欲しい」と呼び出し、5人で弁護士や事故の関係者などを装って金をだまし取ったとみられている。

長野容疑者が、犯行拠点として使っていたのが民泊で外国人が多く訪れる地域だった。

9.5畳の部屋に5人で暮らし、ダブルベッド2台、ソファーベッド1台で約5カ月間に渡って、寝食を共にしていたとみられている。

夫婦と妻の同級生など5人

記者が「5人の関係性を教えてください」「なぜ5人で暮らしていたんでしょうか?」と質問するも、長野容疑者は無言だった。

長野容疑者とえみ容疑者は夫婦で、他の3人はえみ容疑者の中学の同級生などだったという。

記者が「詐欺をしていたのは事実でしょうか?」「悪いことをしている自覚はあったか?」と長野容疑者に問いかけたが、長野容疑者は無言のままだった。

妻のえみ容疑者は、容疑を否認しており、残りの4人は、概ね容疑を認めている。
(「イット!」10月17日放送より)

※警察によると17日午後、長野容疑者が大阪府交野警察署の留置場で仰向けで倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。(10月18日更新)