ボーイング、150億ドル調達を計画 株式と転換社債で=関係筋

写真拡大

Shankar Ramakrishnan Echo Wang Tim Hepher

[16日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは、財務を強化するため、普通株式と転換社債で約150億ドルを調達する計画。ただ、具体的な時期はまだ不明。4人の関係筋がロイターに語った。

同社は15日、株式と債券の発行により最大250億ドルを調達する計画を米証券取引委員会(SEC)に提出した。関係者の一人はボーイングが現在直面する危機に対処するには150億ドルでは不十分かもしれないと指摘した。

ボーイングを巡っては、1月に新型機737MAXが飛行中にドアのパネルが外れるという事故が発生、規制当局の監視強化や生産抑制、顧客からの信頼喪失に直面しており、株価は年初から40%以上下落している。

ボーイングは今年手元資金を使い果たし、15日の資本市場での資金調達発表に至った。バンク・オブ・アメリカやシティバンクなどと100億ドルの信用契約を結んだと明らかにしている。

4人の投資家および銀行関係者によると、これらの金融機関の代表は新株と転換社債を組み合わせた募集に対する需要を探っている。