笑顔で会見を行う藤川新監督(撮影・中田匡峻)

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 阪神・藤川球児新監督が15日、大阪市内のホテルで就任会見に臨み、今季限りで退任した岡田彰布前監督についての思いを明かした。「僕は岡田監督に1年でも長く元気にやってほしいと、もう(監督に)なった時から思った。ずっと思ってて、どうしても体調のこととかが本当に今もしんどいのかなと思いながらも、僕も周りから聞くだけなんで」と話した。

 自身の監督就任を「おそらくすべて必然。阪神が来年90周年を迎える流れ、僕が1年目の時、岡田監督が阪神の2軍監督1年目ということで。すべての流れが何も不自然なことがないというところで、これも運命なのかな。従えばいいという感じですね」と受け止めた藤川新監督。ただし、就任を考えたのは「それしかないですよね」とあくまでもオファーを受けてからだったという。

 「僕は当然、(岡田)監督のことが気になるっていうのは当然なんで。それしか気にならないし、本当に恩師だし、父親みたいなもんなんでね。だから、尊敬してるからこそ、遠くで見ながら距離感があって素晴らしいなというふうに思いながら。背中がやっぱかっこいいんでね」と話した。