目黒蓮(C)日刊ゲンダイ

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 Snow Man目黒蓮(27)の“ヒーロー化”に拍車がかかっている。9月27日放送の「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)で、ファッションセンスを見極める新企画「TOKYO SoreSnow COLLECTION」がスタートし、スペシャルゲストのウエンツ瑛士(38)とともに、メンバー9人それぞれが思い思いのコーディネートを披露した。

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 それを藤田ニコル(26)、「みちょぱ」こと池田美優(25)、河北麻友子(32)ら女性タレント審査員の5人が判定するという企画で、渡辺翔太(31)、宮舘涼太(31)、阿部亮平(30)らが酷評され、「ダサコレ」という不合格認定される結果となった。一方、目黒のコーディネートは大きな批判もなく、絶賛された。

 しかし目黒のコーディネートと審査員の絶賛具合に違和感を抱いた視聴者が多かったようで、《ビストロのキムタクみたいな忖度祭りがめめにも始まっているのだと思っている》《キムタクがヨイショされてるのと同じで目黒君をイジらない雰囲気は、見てる方が痛々しい》と、目黒に対する過剰な持ち上げぶりに、事務所の先輩である木村拓哉(51)のようになることを心配する声も散見されていた。

■「お便り」を「おべんり」と読み、「連絡」を「練楽」と書く

 目黒といえば、デビュー当時は持ち前のおバカぶりを活かし、バラエティー番組にも積極的に出演し、今年3月にレギュラー放送を終了した「アイ・アム・冒険少年」(TBS系)でも、そのおバカぶりをいじられ、お茶の間を沸かせていた。

「目黒さんはクイズ番組で、『お便り』を『おべんり』と読んだり、『連絡』を『練楽』と書いたり、ヘビを哺乳類と答えるなど、実はSnow Manの中でも随一のおバカキャラで、それがファンにも愛されていました。しかし、『silent』の佐倉想役で大ヒットして以降、すっかりそれを封印してしまった印象です」(バラエティ番組制作関係者)

 今やグループの人気を牽引する存在になり、俳優としてのキャリアを積み重ねている目黒にとって、おバカキャラでいじられることは、役のイメージを損なう可能性があるということなのだろうか。だが、その目黒を"下げてはいけない"という空気感こそが、Snow Manと目黒の成長を阻んでいると見る向きもある。

「目黒さんが"完全無欠である"というイメージを背負わされることで、目黒さんやSnow Manが本来持っている面白さをファン以外の視聴者に知ってもらう機会を逸しているのでは…と危惧しているファンも多いようです。また、『何をやっても完璧な目黒蓮』というイメージを守ろうとすると、木村さんのように演じる役柄に制限が出かねません。各方面へのガス抜きとしても、三枚目な部分も適度に出した方が良いかもしれません」(芸能関係者)

 目黒が初の月9主演を務めた前期放送の「海のはじまり」(フジテレビ系)に対し、重い展開が続きながらも救いを求めて最終回まで見届けた視聴者からは《「海のはじまり」は目黒くんには「黒歴史」》という声も上がった。朴訥とした素直そうなイメージを貫くことが必ずしもプラスに働くとは限らない。

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 木村拓哉がブレずに“キムタク”を演じ続けていることにも限界が見え始めている。●関連記事【もっと読む】キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態に詳しい。目黒も路線変更するなら今だろう。