歌い手・KK、「歌ってみた」ベストアルバムを配信リリース&アジアツアー開催 「今現在に繋がっていないものなんて、何ひとつないんだと思います。」
インターネットシーン発ボーカリスト・KK(ケイケイ)が、メジャーデビューから10年の節目を迎える2024年10月9日に、KKがこれまでインターネット上に公開してきた「歌ってみた」音源から選曲したベストアルバムを配信リリースする。
数々のボーカロイドヒット曲をカバーした本作は、当時の音源のまま、リスナーの記憶を刺激する傑作選となっているとのこと。
『BEST OF KKBOX』
日本以外にも、韓国や中国といったアジア圏で多くのリスナーに支持されているKK。すでにオフィシャルサイトなどでは発表されているが、10周年のアニバーサリーとして、東京、ソウル(韓国)、上海・広州(中国)の4都市をまわるアジアツアーの開催が決定している。東京公演には、同じくニコニコ動画をルーツに持つアーティストである、ササノマリイとCIVILIANの出演が決定した。
なお、アジアツアーの公演チケットは、ソールドアウトした韓国公演を除く公演で、現在イープラスほかにて販売中。
KK コメント全文
あの頃に歌を聴いてくれていた人たちからすると、KKっていう存在は、どんなものだったんだろうと思ったりします。はじめは音楽のことなんて何もわからず、狭いワンルームで録音した歌声を、小さな望みだけを頼りにインターネットの海に放り投げました。
そこで一人、二人と、歌を気に入ってくれる人が現れて、そのことに自分が満たされたくて、歌を歌い続けていました。それはもう、生きがいになっていたと思います。
それから偉大な楽曲たちに出会ったことで、渦は少しずつ大きくなっていきました。人生でもらえる「自分の価値」の最大値が、日々更新されていくような気持ちでした。狭いワンルームで歌っていた自分が、音楽スタジオでレコーディングをするようになりました。人前に立つことが得意ではなかった自分が、ステージに立って歌うようになりました。
歌、音楽に出会えたことで、どれだけの日々が変化して、成長できたことか。KKに関わってくれた人たち、リスナーの皆さんのおかげなんです。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
このアルバムは、そんな自分が歩いてきた道のりそのものです。一曲一曲、聴き直すたびに当時のことがフラッシュバックしてきます。そうすると、今現在に繋がっていないものなんて、何ひとつないんだと思います。
2024年、KKは活動15周年、メジャーデビュー10周年を迎えました。アルバム、そして新曲を携えて、またステージで歌うことができます。それはなんて素敵で、かけがえのないことか!
KKという存在がどんなものか。どうなんでしょう。ただ思うのは、僕の感じていることが、あなたと同じだったらいいな、ということです。あの頃、動画をクリックしてくれたあなたと、メッセージを送ってくれたあなたと、ライブ会場に来てくれたあなたと、また再会できる未来があることを、とてもとても楽しみにしています。