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 ドジャース大谷翔平投手(30)が19日のマーリンズ戦で史上初の50本塁打、50盗塁を決める50号について、マイアミの地元ラジオ局「FOXスポーツ640サウスフロリダ」のアンディ・スレイター氏が自身のXにドジャースが記念球を取得したファンに30万ドル(約4320万円)を交換条件として提示していたと投稿した。

 スレイター氏は複数の情報筋の情報として「ドジャースの担当者は、大谷翔平選手の50本目のホームランボールを手にしたファンに30万ドルの賞金を提示した。この議論は、警備員がファンを外野エリアから連れ出した後に行われた。ドジャースは質問に対しコメントしなかった」と投稿した。

 19日にはマイアミ・ヘラルドのクレイグ・ミッシュ記者が自身のXで「大谷翔平選手の50本目のホームランボールをキャッチしたファンは、ボールを持ち帰ることにした。ドジャースはボールを取り戻せなかった」とつづっていた。

 大谷の記念球を巡っては各地で争奪戦が展開。オークションサイトに出品される例もある。4月21日のメッツ戦で松井秀喜氏を抜く日本選手最多メジャー通算176号をマークした記念球を取得した米国の男性ファンは、米「ヘリテージオークション」に出品するも今月9日の期限までに不成立。入札は5万ドル(約715万円)からスタート。途中12万ドル(約1716万円)まで値が付く場面もあったが、最終的には希望落札額に達しなかったとみられる。大リーグ史上初の「50―50」の記念球だけに、ボールの行方がどうなるかにも注目が集まる。