Photo: Sherri L Smith

半開きの目みたいな、ドーク(マヌケ)な見た目。

…ではありますが、この日本製メガネすごいんです。どこを見てもピントが合うの! ViXiON社の「ViXion01(ヴィクシオン ゼロワン)」っていうメガネです。

オートフォーカスのアイウェアは世界初。日本で話題になったViXion 01、米ギスモードがIFAで初めて触って感動してたレポートです。

どういう仕組みなの?

中央に赤外線センサーがあって、対象物との距離を測って、レンズが厚くなったり薄くなったり、姿形を変えて度を合わせてくれるんです。まるで眼科にあるような検眼装置(フォロプター)みたいな感じで。

使い方は簡単。1mほど離れたモノを見ながら、横のダイヤルをくるくる回して基本のピントを合わせてGOなので、人に貸してもOKだし、これ1本で老眼鏡もルーペも要らない世界が広がるんでありますよ。

IFAの会場でかけてみたら効果絶大でした。信じられないほどよく見えます。

Photo: Charles Anthony Davis

レンタルもあります

気になるお値段は送料別で555ドル(日本では7万9200円+送料900円)。お試しレンタルも安く提供しているので(月33ドル10セント、日本では4,300〜5,600円)、気になる人はそっちを試してみてからでも遅くないかも。

Photo: Charles Anthony Davis/DreamSmith LLC

今はあらゆる世代が画面に括りつけで、疲れ目は万国共通の悩みなわけですが、ViXion01は目に負担がかからないのがいいですよね。

自分はコンタクトつけたまま、その上からかけたので、あまり違わないだろうなと思ったんですが、遠くの看板の大・中サイズの文字がくっきり見えて驚きました。小さな文字までは厳しかったけど、これは自分の視力の限界かと。「超人的視力が得られる」とは宣伝してないし、あくまでももともとの視力のサポートですからね。医療機器ではないため、運転中の使用は控えるよう推奨されてもいます。

バッテリー持ちは10時間。防水性能はIPX3レベル。55g。かなりの軽量です。

ついつい『スタートレック』のジョーディ・ラ=フォージがかけてる金ぴかバイザーを連想しちゃいますけど、あれと同じフューチャリスティックなバイブス感じます。メガネの未来を垣間見た気がして面白かったし、こんなメガネのある未来なら全力で応援したいです。

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