ハル・ベリー、アカデミー賞で黒人の最優秀女優賞受賞者が出ていないと非難

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 『チョコレート』(2011)で、アフリカ系として初めてアカデミー主演女優賞獲得の快挙を成し遂げたハル・ベリー。以来同賞で、アフリカ系の受賞者が出ていないことに苦言を呈した。

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 米映画賞の最高峰であるアカデミー賞は来年第97回を迎えるが、2002年に開催された第74回授賞式でハルが最優秀女優賞を受賞して以来、主演女優賞のカテゴリーに7人のアフリカ系候補者を出したものの、受賞者は一人もいない。

 ハルはMarie Claireのインタビューで、「私の後に続き、アカデミー賞主演女優賞を獲得した黒人女性がいないことに、いまだずっともどかしい思いを抱えています。毎年毎年、悲しい思いを繰り返しています。値する人がいない訳でないのは確かです」と語った。

 彼女は続けて、第93回授賞式にノミネートされたヴィオラ・デイヴィス(『マ・レイニーのブラックボトム』)と、アンドラ・デイ(『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』)の演技は2人とも受賞に値するものだったと称賛。またJustJaredによると、以前のインタビューでは、それぞれ『ハリエット』と、『ラビング 愛という名前のふたり』でノミネートされたシンシア・エリヴォとルース・ネッガについて、受賞にふさわしい演技だったと語っていたそうだ。

 ちなみにアジア系の受賞者は、第95回に『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で受賞したミシェル・ヨーただ一人。ノミネートもミシェルのほか、1935年に候補入りしたインド出身のマール・オベロンのみとなっている。