コーヒー(2018年10月11日撮影、資料写真)。(c)CHARLY TRIBALLEAU / AFP

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【AFP=時事】オーストラリア北東部クイーンズランド(Brisbane)州ブリスベン(Brisbane)で生後9か月の乳児が熱いコーヒーをかけられて重いやけどを負ったのを受け、警察は9日、出国した容疑者の男の国際的な捜索を開始したと発表した。容疑者は出稼ぎ労働者とみられている。

 州警察のポール・ダルトン(Paul Dalton)氏によれば、同氏の10年余りのキャリアで「最も卑劣」な犯罪の容疑者は33歳の男で、犯行の数日後にオーストラリアを出国した。

 事件は8月下旬。ブリスベンの公園で発生。家族とピクニックをしていた乳児の顔と手足に、男に熱いコーヒーをかけた。

 乳児は「重いやけどを負い」、複数回の手術が必要となった。

 犯行の動機は分かっていない。男と乳児の家族に面識はない。男は現在、外国にいるとみられるが、国名は公表されていない。

 男は重大な身体的危害を加える意図を持って犯行に及んだとされ、有罪となれば、終身刑を科される可能性もある。

 ダルトン氏は、州警察は容疑者を拘束し、裁判を受けさせるまで、「諦めないと決意を固めている」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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