モダン怪談：注文していないのに同じ商品が届き続ける男、なぜ？
ネット社会の現代で最も便利なことの1つに、オンラインショッピングがあります。指先でポチっとするだけで欲しい商品が家まで届くなんて、こんなに楽なことはありません。その反面、意識しないうちに無駄遣いしちゃってたなんてホラーな月もありますけれど。
ネットショッピングで本当にホラーなのは、自分が注文した覚えがない品物が届くこと。それも1度ではなく何度も…なんども…。
これは現代ホラーを体験した、アメリカのある男性のお話。
週に2、3回の頻度で届く同じ商品
オーダーした覚えのない同じ商品が家に届くのは、コロラド州はデンバー在住のリックさん。届くのは、トランプ前大統領が浮き輪に乗ってビールを飲むイラストが書かれたポップなデザインのTシャツ…。
謎のトランプTシャツが家に届くようになったのは7月中旬。米郵便局からTikTokからの荷物が届くと通知がきたのがはじまりでした。しかし、リックさんはTikTokショップでモノを購入した覚えもなければ、TikTokユーザーですらありません。が、それ以来、数日おきに同じTシャツがリックさんの家に届くように…。
不思議なのは、同じTシャツで同じTikTokの荷物ではありますが、発送元は全米あちこちの異なる街なこと。
謎の荷物の原因解明
頼んだ覚えのないTシャツ、ダンボールが部屋に増えていくなか途方に暮れていたところ、新たに届いたTシャツ荷物の中に1枚の紙切れを発見。この紙切れ、TikTok購入商品の返品フォームでした。
それでわかったのは、Tシャツの返品先住所がリックさんの家になっているということ！
米メディアがフォームからTシャツ購入者数名に取材したところ、実際にTikTokショップでTシャツを購入したものの、返品していたことが明らかになりました。が、返金はされていないという人も。
TikTokショップは多くの人が出店できるプラットフォームで、リックさんの家に届きまくっていたトランプ前大統領Tシャツと同じものが多くのショップで販売されています。TikTokショップの返品はラベルをスキャンして配送にまわすだけと非常にお手軽。
今回、なぜリックさんの自宅が返品先になっていたのかはわかっていません。米Gizmodo編集部がTikTokに問い合わせましたが、期日までに回答はえられませんでした。
