粗品が批判し続ける木村拓哉

 お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品が、元SMAPの木村拓哉に仕掛け続けている“あいさつ無視”の暴露騒動だが、8月19日に更新したYouTube動画で、粗品は再び木村を名指しして、批判を展開した。

 粗品は、人気の動画企画『1人賛否』のなかで、木村が8月14日に初めておこなったInstagramのライブ配信中に言及した、あいさつに関する価値観について、取り上げた。

「木村さんは、ファンからの『会ったら声かけていいですか?』という質問に対して、隠し撮りをされるよりは、声をかけてくれたほうがいいとして『ちゃんとSay Helloしてくれたらうれしい』と回答していました。

 このやり取りに対して、粗品さんは『1人賛否』でお馴染みの絶賛を見せた後、過去にフジテレビの廊下で木村さんにあいさつした際、無視されたエピソードを蒸し返しました。

『ただぁ! お前、俺のSay Helloを無視したやんけー!』と言い放つと、目を見てあいさつした後、木村さんに頭から爪先まで一往復するようにじっと見られてから、無言のまま立ち去られたことを明かしていたんです」(芸能記者)

 これまでの、粗品による“あいさつ無視”の暴露で、木村には大きな批判が起きていた。

 しかし、今回の粗品の追撃後には、こんな指摘がX上では見られていた。

粗品のキムタク挨拶のやつ、つま先から頭まで見たのがお辞儀だったんじゃないの??笑笑》

《キムタクが挨拶しなかったとか言う話何回も聞いて上から下見たってことは軽く会釈はしたつもりだったんじゃない?って毎回思うんだが》

 つまり、木村があいさつとして頭を下げたことを、粗品が「ジロジロ見られた」と思い込んでるのではないか、ということだ。

《「一般人のファン」と「芸能人の粗品」の対応が同じわけない》

 といった、ごもっともな意見もXでは聞かれている。

 最近では、元雨上がり決死隊の宮迫博之のみならず、全方位に対して、“噛みつき”を見せている粗品だが、芸能ジャーナリストの竹下光氏はその芸風の原点について、こう話す。

「2018年にコンビで『M-1グランプリ』王者に輝く以前から、粗品さんの名前は大阪の芸人界隈では有名でした。そのころから、先輩イジりをしていたことが周囲から明かされています。昔から知る芸人仲間からは『過激なところは何も変わっていない』と聞かれていますね。

 では、それなりにテレビにも出るようになったのに、そんな芸風が貫けているかといえば、所属する吉本興業から、かなり守られているからではないでしょうか」

 その顕著な例が、2021年7月にあったという。

「冠ラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送ほか)のなかで、豪雨災害に見舞われた静岡・熱海のことを『終わったもんな、雨で』と発言し、大炎上しました。

 しかし、その際も謹慎や番組降板にはならず、厳重注意レベルでした。でも、“熱海発言”はいまなら一発アウトになってもおかしくない暴言です。

 そのことを、他人を批判する粗品さんがスルーし続けることに対して、厳しい視線を向ける雰囲気もインターネット上では出てきています。

 それでも、事務所が守ってくれるのは熱狂的なファンの存在でしょう。いまや、お笑いライブなどはオンライン配信の台頭もあって“金の成る木”といった状態です。粗品さんも定期的にイベントを開いていますから、かなりの売上を立てているはずでしょう。

 そうでなければ、粗品さんが自分でネタにしているように『よしもとファイナンス』から多額の借金をすることはできませんよ」(同前)

 炎上を生み出す張本人が「さわらぬ神に祟りなし」を実践しているのか――。