(川口アナのInstagramより)

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「この度、Xの方で大炎上してしまいまして、その投稿をきっかけに所属していた事務所から契約解除という風に言い渡されまして、この度、無職になってしまいました」

こう語ったのは、元フリーアナウンサーの川口ゆり(29)。今月8日にXで“男性の体臭”をめぐる苦言や要望を語ったことが批判を浴び、ポストを削除した上で謝罪。10日には所属事務所「VOICE」や業務提携していたプロダクションからも契約解除される事態に。

いっぽう、すぐさま契約解除という処分に“厳しすぎる”との声も上がっていたことから、「VOICE」は16日に理由や経緯を説明する声明を改めて発表したばかりだった。

それからわずか1日しか経っていないなか、川口は17日に配信されたビジネス動画メディア「ReHacQ」のYouTubeチャンネルにゲスト出演。メディアに登場するのは、今回が初めてだという。冒頭のように現在の状況を語ると、出演を決めた理由をこう語った。

「この度は私の不用意な発言で多くの方を傷つけてしまったりっていうのは、本当に私も反省しておりまして。やっぱりそこは、きちんと自分の言葉で皆さんに謝りたいなと思い、この度、ここにいるという形です」

川口は「特に謝りたい方っていうのがいらっしゃいまして」と切り出すと、「現場労働の仕事の方だったり、例えば具体的に言うと、建設業の方だったりっていうところの方々に『傷つけてしまったな』っていう気持ちがありまして」と吐露。

続けて「もちろん、そんなつもりはなかったんです」とし、「どちらかと言うと汗をかく仕事の方というよりも、普通に働いていて汗のケアを全くしていないだったりとか、そういった方々に対する『エチケット頑張りましょうね』っていう話だったので。やっぱりそこは、きちんと自分の言葉で謝りたいなと思ってました」と釈明。

その上で、カメラに向かって「本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げて謝罪したのだった。

■「2日で6キロ痩せて」川口が語った炎上後の憔悴ぶり

もとはテレビやラジオ局のアナウンサーでもなく、旅行会社やIT企業で勤務してきたという川口。その後フリーランスに転向し、司会の仕事をしていたことをきっかけにアナウンサー事務所から声がかかったという。

今後の活動については、トークイベントなどをキャスティングするプランナー経験もあることから、「自分は表には出ず、裏方に行こうかなとも思ってはいるものの、とはいえやっぱり、表で誰かとお話をしたりとかってお仕事が大好きなので、どうしようかなっていう考えの無職です」と迷っている様子。

世間から「アナウンサーらしからぬ人」というイメージが定着してしまったため、「やりたいですが、やってはいけないのかな」ともためらっていた。

また炎上後のメンタルについては、「さすがに落ち込みました。すっごい落ち込みまして」と告白。当初は日常生活にも支障をきたしたといい、憔悴ぶりをこう振り返ったのだった。

「炎上してからの本当に3日4日は全く何も食べれず、2日で6キロ痩せて。その後、『ご飯をちょっとずつでも、さすがに食べなきゃ』と思って。冷蔵庫のものとか色々食べるようになって、今(体重が)戻ったぐらいなんですけど。

で、まず寝れない。あと、『SNSをもう見ない方がいいんじゃないか』っていう風に周りの方に言ってもらったんですが、『すごく申し訳ない』って気持ちがあるので。どうしても見ちゃうんですよね。っていうのもあって、ずっと朝まで寝れなくってみたいな感じだったんですが、ようやくそろそろ復活してきたかなって感じですね」

■「タレントというか配信者というか」アナウンサーの肩書きを手放すも“発信”に意欲

今後の身の振り方は考え中だが、アナウンサーの肩書きを使うことは止めるようだ。川口は「タレントというか配信者というか、自由に……。そっちでもう行くしかないなって思いました」と意欲を示し、その理由をこう語っていた。

「表に出たいというよりも、伝えたい物事があるから、ちゃんと伝えられる手段を取りたいっていう気持ちがあります」

「例えば今回のお話であったり、ちょっとした世の中のことであったり、自分の思いっていうのが結構明確にあるタイプなので、それを自分の中だけに留めておくんじゃなくて、1つメディアとして自分で持ちたいなって気持ちがありまして」

Xでの大炎上によって一時は落ち込んでしまったというが、契約解除からわずか1週間でメディアに初登場した川口。動画内では、「自分自身がメディアになっていきたい」「インフルエンサーっていうのが一番いいかもしれない」とも意欲を見せていた。

そんな逞しさも感じる彼女の姿に、ネットでは驚きの声が相次いでいる。

《これくらいの強メンタルやないと、やっていけへん世界なんでしょうね。メディアの世界は》
《YouTubeに出てそれだけ主張出来るのなら問題ないのでは? まあ心臓は強そうで安心です》
《反省はしてるんだろうけど…しかしこれだけ自分に自信あるのはすごいことだと思う。でも自分を保つ手段なのかもしれないね。アイデンティティを保つための… まあ、こういう人もいますよね》