エバートン撃破の立役者となった三笘(右から2人目)。(C)Getty Images

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 8月17日に開催されたプレミアリーグ第1節で、同リーグ史上最年少31歳のファビアン・ハーツラーが新監督に就任したブライトンは、エバートンと敵地グディソン・パークで対戦。3−0で圧勝し、最高の形でスタートを切った。

 記念すべきハーツラー体制第1号を奪ったのは、腰の怪我から復帰し、半年ぶりに公式戦に出場した三笘薫だ。開始26分、スピードに乗ったドリブルで一気に持ち運び、カウンターを発動すると、最後は新加入ヤンクバ・ミンテのクロスをファーで上手く押し込んでみせた。

 2発を叩き込んだ昨年9月のボーンマス戦以来、11か月ぶりの得点で勢いに乗った日本代表アタッカーは、その後も再三チャンスを演出するなど、持ち味を存分に発揮。66分にはアシュリー・ヤングからボールをかっさらったところで、ヤングから決定機阻止のファウルを受け、レッドカードを誘発した。
【動画】スピードに乗ったドリブル→鮮烈フィニッシュ!三笘の今季初ゴール
 地元メディア『Sussex World』は、勝利の立役者として三笘を絶賛。次のように評している。

「幸先の良いスタートを切った。ミンテのクロスに反応し、ゴール至近距離から見事な先制点を挙げた。昨シーズンの腰痛からベストの状態に戻ったようで、常に左サイドの脅威となっていた。ヤングは彼を倒して退場処分となった」

 昨季は3ゴールに留まったなか、今季は1つの指標となる二桁得点を達成できるか。勢いそのままにゴール量産を期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部