元ボクサーとの24歳差婚を発表した吉田美佳子

 舞台、映画、ドラマで女優として活躍中の吉田美佳子が8月16日、Xで突然、結婚を発表した。

《私事で恐縮ですが 2024年3月30日に大嶋宏成さんと入籍いたしました。 ささやかな日常がとても豊かでたくさんの幸せがあることを、彼と一緒に過ごす中で実感しております。 これからも、より良い表現ができるよう日々邁進していきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。 吉田美佳子》

 これには本誌も驚いた。お相手の大嶋宏成氏には25年前に誌面に登場してもらっているからだ。しかも吉田25歳、大嶋氏49歳と、年齢差はじつに24歳。

 タイトルは「有名人の“ツッパリ”時代」というものだったが、大関に昇進したばかりの千代大海を筆頭に芸能界から岸谷五朗、ハイヒール・モモコ、島田紳助、そして中森明菜、ボクシング界からは死闘を繰り広げた2人、薬師寺保栄と辰吉丈一郎の豪華な顔ぶれが集った。

 そのなかで誰よりも凄まじいオーラを放っていたのが大嶋氏だった。中学では不良として名を轟かせ、16歳で墨を入れた。当然のように極道の道に進み、十代で複数の傷害事件を起こし、少年院送りとなった。

 カメラマンの「ちょっとレンズを睨んでください」とのリクエストに応えたカメラ目線には、思わず目を避けたくなるような“本物感”が漂っていた。

 だが当時、24歳の青年だった彼は非常に礼儀正しく、インタビューでの言葉遣いも丁寧そのもの。「少年院に入ったときに、いったい俺は何をやっているんだろう」との疑問が湧き、「殴ること、戦うことが好きだったので、ボクシングの道を志しました」と話した。

 出所後に極道から足を洗い、「そこまでやる気があるなら」と周囲もボクシングの夢を応援してくれた。尻の皮膚を胸に移植し、胸の入れ墨を消したうえで、デビューを果たした。

 ハードパンチャーとして注目を集め、全日本新人王決定戦で優勝。肩から腕にかけての墨は残っていたため、“元祖入れ墨ボクサー”として話題となった。

 その後、日本ライト級1位にまでなったが、タイトル戦でKO負け。網膜剥離を発症したこともあり、2006年に現役を引退した。通算戦績21勝(13KO)5敗1分け。引退後には「ボクシングを通じて心に余裕ができました。この経験を第2の人生に生かしていきたいと思っています」と語っていた。

 現在は東京・杉並区で居酒屋などを営み、俳優業やユーチューバーとしても活躍する大嶋氏。今回の吉報に、X上には祝福の言葉が並んだ。

《親子の年齢差はちと驚きましたね。ご結婚おめでとうございます!》

《女優と結婚とかすごい。 やっぱ畑山が言ってたけど 大嶋選手は「持ってるもの」が凄い》

《うおおおおおー! すげー! 大嶋選手おめでとう! やっぱモテるんやなあ! 嬉しいぞ!》

 世のおじさんたちに、希望を与える結婚でもあった。