Front aerial shot of the Chevrolet Corvette ZR1 coupe in Competition Yellow with optional ZTK Performance Package on the race track. Preproduction model shown. Actual production model may vary.

写真拡大 (全2枚)

史上最強のV8誕生

 米シボレーは2024年7月25日、スポーツモデル「コルベット」の史上最速、最強となるモデル、新型「コルベットZR1」を発表しました。

このスペックは”やばすぎる”…

 コルベットは、アメリカンスポーツカーの象徴です。1954年の初代デビュー以来、長らくFR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトを採用するロングノーズ、ショートデッキのスタイルを貫いてきました。

【画像】超カッコイイ! 新型「“MR”スポーツカー」を画像で見る(77枚)

 しかし8代目となる現行モデルへの移行を機に、MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)レイアウトとなり、新たな歴史を刻みました。

 そんなコルベットのフラッグシップグレードに与えられる伝統的な称号がZR1です。新型ZR1に搭載されるパワーユニットはLT7と呼ばれる5.5リッターV8ツインターボエンジンで、ギアボックスに8DCTを組み合わせています。

 最高出力1064hp、最大トルク828lb-ft(1123Nm)はコルベット史上最高であるのはもとより、アメリカの自動車メーカーが製造したV8エンジンとしても史上最高だといいます。

 トラックコースでの最高速度は215mph(345km/h)以上、1/4マイル(約400m)加速は10秒を切ります。

 ボディタイプは、クーペとコンバーチブルがあり、どちらもダウンフォースと冷却効果を狙ったエアロパーツを装着。フードパネルには大きな通気口が設けられており、リアは巨大なウイング、中央4本出しマフラーが特徴となっているほか、2代目コルベットで見られたスプリットウインドウの採用もトピックスのひとつです。

 インテリアもトリムやステッチなど随所にZR1専用のデザインが施されるとともに、多彩なマテリアルからカスタマイズが楽しめるようになっています。

 ボディサイズは全長4722mm×全幅2025mm×全高1234mm、ホイールベース2723mm。タイヤサイズはフロントが275/30ZR20、リアが345/25ZR21。車両重量(乾燥状態)はクーペが1665kg、コンバーチブルが1705kgです。

 生産開始は2025年になる見通しです。