エチオピア南部ゴファで発生した地滑りの現場。ゴファ当局が公開した動画より(2024年7月22日公開)。(c)AFP PHOTO /GOFA ZONE GOVERNMENT COMMUNICATION AFFAIRS DEPARTMENT/ESN

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【AFP=時事】エチオピア南部の山間部で21〜22日、豪雨の影響とみられる2度の地滑りが発生し、200人以上が死亡した。

 地滑りが起きたのは南エチオピア(South Ethiopia)州ゴファ(Gofa)で、これまでに男性148人と女性81人の計229人の死亡が確認されている。

 現地当局者によると、2度目の地滑り生き埋めになった人の大半は、最初の地滑りの後、住民の救助に出動していた。被害者には自治体職員や教師、医療従事者、農業従事者らが含まれている。

 現地当局が公開した画像には、素手やシャベルで赤い土砂をかき出し、犠牲者の捜索を行う住民らの姿が写っていた。

 先に国営放送は、5人が土砂の中から救助され、治療を受けていると報じた。

 国連人道問題調整室(OCHA)によると、地滑りの影響は1万4000人以上に及んでいる。被災者への支援が急務となっているが、首都アディスアベバから約450キロ離れた山間部にあるゴファはアクセスが悪い。

 OCHAではすでに食料や医薬品、飲料水、公衆衛生支援を届ける準備ができている。

【翻訳編集】AFPBB News

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